燃えた。
きみが燃えた。きみがずっとまもってきた偶像が、一瞬でくずれおちた。
きっかけは脱退報告で
もちろんきみがいちばんすきで、きみのために応援していたグループだったけど
わたしはみんなでわいわい楽しそうにしてるきみがだいすきだったんだよ。
だから泣いた。じぶんでもわけわかんないくらい、泣いた。
きみがえがく夢に、みんなはいなかったのかなって思っちゃったから。
一番きみが大切にしてたと思ってた存在を、きみが一番はじめに手放しちゃったから。
いちばんだいすきなきみなのに、ひとりになったきみを、これからもかわらずに応援できる自信がなくなっちゃったから。
で、そのあとすぐに報道されちゃったね
におわせとか、デートだとか、おそろいのアクセサリーだとか。
このときはなんかもう、あーそっか、って感情しかなかったなあ
交際3年?わたしなんてそんなよりずっとまえからずっとだいすきだったのに
きみは問題おこすようなひととちがって、ひたむきにおしごとしてくれてるとおもってたのに
せかいでいちばん、わたしたちのことを想ってくれてるとおもってたのに
なんて、こんなのもわたしが勝手にきみにみていた夢なのかもしれないけど
所詮わたしの存在なんてきみはしらないんだよなあって痛感しちゃった
そんなのじぶんでもはじめから知ってるはずなのに
ねえ、きみはいまなにしてるの?