自分の中にある暗い考えを見つけてしまい、自己嫌悪と逃避に陥った結果どうしようもなくなっていた。
自分の心と体を自ら傷つけ、それでもプライドとか恥ずかしさとかのせいで周囲には頼れずにいた。
所属していたチームを半年以上休んでも、踏み込まずに受け入れてくれた彼女たちには感謝しかない。
あの時から2年以上経ち、環境が大きく変わったおかげで「死にたい」という考えとはどうにか上手く付き合えるようになったと思う。
積極的な「死にたい」ではなく、「いつ死んでもいいか」くらいになった。
結局、家族にはその時のことを話していないし、友人にも曖昧な相談しかできなかった。
今だって将来のことなんかろくに考えずなんとなくで過ごしている。
あの時見つけた希死念慮はずっと棲みついている。
もし、今もなお深い深い暗闇で苦しんでいる人のもとへこの小瓶が流れ着いたならば。
お互いいつになるか分かりませんが、死に際にはせめて穏やかな気持ちになれますように。