彼は私には勿体無い人で、
なぜ、
彼は私を愛してくれたのだろう、と
思う…。
彼
「愛してるよ」
私
「愛してるって言う…?」
彼
「言うよ」
私
「愛してるって、
言われたことないし、
言ったこともない…」
彼
「言うよ。なんで言わないの?」
私
「なんか恥ずかしい…笑」
私は、
彼に逢うために
生まれて、
逢うまでの全ては、
彼に出逢うため、と
納得できたあの日。
「愛してるよ」の言葉以外に、
伝えることができないあの気持ち。
私は「愛してるっ!」って、
彼に飛びついた。
逆の立場だったら、
私は空から彼に言うよ?
ねぇ、そんなに泣かないで…。
だいじょーぶなんだよ、
また、逢えるから。
だいじょーぶ。
だから、
心配しないで、
貴方の時が来るまで、
地上の暮らしを楽しむんだよ?
私、貴方と一緒にいるし、いつでも。
時が来た時、
私はそこにいる。
両手広げて、
笑顔と涙と、「愛してるっ!」で、
貴方を抱きしめる。
もう二度と離さない。
だから、
そんなに泣かないで。
彼も、
私にそう言ってるかもしれないね…。
そして、それを、
信じたいな…。
また、
逢えるよって……。
こんなに泣いて、
こんなに後向きで、
こんなに
「もう、どーでもいいや…」の私を、
彼は嫌いかもしれない…。
怒らない彼が怒ってるかもしれない…。
こんな私を見てて、
彼は哀しんでるかもしれない…。
けどさ、
ごめんね、
どうやっても、
どうしても、
彼のいない地上は、
いつまで経っても、
頑張って誤魔化しても、
辛いよ…。
意味を見つけるほど、
私は強くなさそうだ…よ……?
逢いたい。