大昔の記憶。長期休みには必ず「一ヶ月の計画を立ててみて」と言われて、リスト用の紙を渡される。
そして、その紙を埋めて、母親に見せると、たくさん指摘される。
「ここが良くない」「ここはこうするべき」
そう言われてできたリストは、ぼくが作ったリストとして扱われる。
ぼくが立てた計画だから計画通りに行動しなさい、とよく言われた。
母の改変ばかりで母がこうあってほしいぼく。
母の考えた理想のぼく。
計画を上手く立てられなくなりました。
立てたところで全て崩れるので。
自分から行動できなくなりました。
どうせ間違っているので。
誰かの命令でしか動けなくなりました。
自分は正しくないので。
こう生まれてこう育っちゃったんだから。
仕方ないよね。
文句言わないでよ、あなたたちがこう育てたんだよ?
一生かけて地獄に引き摺り込むからさ。
待っててね。
ぼくを助けて。