私はいつだって満身創痍だ。
ずっと、ずっと戦っている。
生存するためには、抗わなければならないのだ。
気を抜くとすぐにやられてしまう。
敵は常に隙を伺っている。
そこにも、ここにも、どこにでも居るんだよ。
なんなら自らの心の内側にも居る。
私を追い詰めるのは何もヒトだけってわけじゃあないよ。
私を病死させようと企む遺伝子も、無慈悲に合理性を追求する資本主義社会も、誰かの絶望を察知してしまうこの心も、そう、何もかもだ。
何もかもが私を追い詰める。
真っ青に青ざめた空が、いつも私をじっと傍観している。
天に救いを求めても無駄ということだ。
だから生きるために敵と戦うしかない。
でも時々休みたくなる。
満身創痍が度を越して、瀕死になるから。
いつか、心から安らげる日は来るだろうか?
安らかな眠りの日よりも早く、生きている内に。
…それを信じて戦うしかない、今は。