四季を自覚するのはいつも遅い。
どうでもいいなと思っていると
すぐに過ぎ去っていくから、
気づくといつも終わりかけている
自覚をする度、生を感じる
生を感じる度、死にたくなる
春は息苦しい
新しい門出、桜を見上げる人々、地面に落ちた桜を見つめる私、人間関係の再構築、芽吹く命を見つける度。
...息苦しい
夏は生き苦しい
緑の多い周り、長い長い夏休みは息抜きでもあり、地獄でもある。何もしないという自分を卑下するから。
...生き苦しい
秋は逝きづらい
落ち葉を見ると映画のワンシーンを思い出す。この落ち葉が落ちる頃には私はもう...、そんな状況になれば、俺は上手く悲しめるのかな。そんな言葉で終わる、秋は。
ただただ...、逝きづらい
冬は...、生き辛い
雪が積もれば血で染めたくなる、静かな冬は静寂であり、賑やかでもある。新しい年が始まれば挨拶回り。わいわいする人達を、覚めた目で見る俺。
...毎年冬は生き辛い