前に、友達と来年、大学生になったら、一緒にプールに行こうねって約束をした。
私と友達は別々に県外に行くので、会えなくなるんだろうなと思っていた。それぞれの大学での友達と過ごして、会わなくなるんだろうと思っていた。
でも、行こうねって言ってくれた。
すごく、すごく嬉しかった。その話する数十秒前くらいには、死にたいなっていつものように頭の中を駆け巡っていた。
なのに、なのになぁ。嬉しかった。
大学に受からないとと思い、それを約束していることを楽しみにしている自分と、死にたいって思う自分と、死にたいって思ってるけど、どーせ死ねないって俯瞰してる自分と、死にたいのに、未練なく綺麗さっぱり死にたいのに、どーして止めるの。その気持ち邪魔するのと思う自分と。
ごめんね、こんな面倒な奴で。もし、落ちて自殺したら、私のことなんて忘れて。きっと優しくて泣き虫で、良い子な君はこんかクズが死んでも、泣いてくれる、悲しんでくれると思う。でもね、そんな時間無駄だよ。そんな死を悲しんでもらえるような立派な人じゃないから。だから、自分は最初からいなかったという風に忘れて。
なーんて、ちょっと気が早いね。