光がおさまると、体育館程の広さで神殿のような内装の部屋に立っていた。
そして足元には見覚えのある模様が。
(うん。これって、こっちに来る前に足元で光ってたやつだよな?)
この場所に何人いるかを数えると、全部で43人だった。
1クラスで40人だということは、今の陸は知らなかった。
「みんな!まずは落ち着こう!」
と、クラスの何人かが声を張り上げているが、誰も聞く耳を持たない。
それどころか、クラスのざわめきは止まるどころかさらに大きくなっているようだ。
そんな中、陸は持ち前の図太さを発揮して、
自分のお決まりを確認しようとすらしていた。
「ステータス」
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巫坂 陸 LV1/2
Rank1/99999999
job:神をうちに宿す者(隠蔽中)/学生
筋力:13 耐久:21 速度:11
魔攻:19 魔耐:21 体力:31
魔回:60/60 取得限度3/♾️ BP:10
スキル:器用貧乏・ボーナス・応用(ユニーク)
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「応用ね、ユニークってついてるから、かなり強いんだろうな」
「応用」・・・特定の行動をスキルとして取得
し、動作を簡略化させる。
このスキルは、原初の@mp'g
p@m@mgvm@t_/#.が使Mp'
「何だ?文字化けか?なんか不気味だな。
なら、器用貧乏とボーナスはどうな効果な
んだ?」
器用貧乏・・・あらゆるスキルを取得可能。
取得限度数が無くなる。
BPから直接ステータスへ割り振ることができる。
ボーナス・・・レベルアップ時に得られるBP
(ボーナスポイントの略)
が通常の二倍取得する。
「マジか、どれも強すぎるな。
それに、この隠蔽中ってなってる「神をうちに宿すもの」ってのが、なんか怖いし」
陸が自分のステータスを見て考えていると、扉が壁に浮き出てきて、それが開くと、
偉そうな人と、ローブを着た人が10人くらい入ってきた。