オタ活と満たされない心について
応援している大好きなアイドルがいる。
ステージに立ち、夢を叶えてキラキラ輝く姿をずっと客席から眺めていたい。
そんな気持ちでコンサートや舞台へ行っている。
今年のツアーも後悔したくない気持ちで各地を回り、金銭的にも精神的にも正直かなり無理して公演に入り続けた。
後半にかけてはコンサート中や遠征先でふと「こんなにお金かけて…」「こんなところまできて…」と虚無になることが多々あった。
けどやっぱり顔を見られることが嬉しいし、何度観たってコンサートは楽しいし幸せで、来て良かった、また次も行きたい。やっぱり私の幸せはこの人だ。
そんな気持ちに嘘は無かった。
けど心の隅では
何のためにオタ活をしているんだろう?私は何を求めているんだろう?
と疑問が浮かび続けていた。
何公演入っても満たされず、もっともっと、となる。渇望している。常に顔を見ていたい。
行かなければ、という義務感。
お金が大量にあるならまだしも、生活が危うくなるほど使い込んで、セーブができない。
好きというより依存、執着。盲信。信仰心。
推しに対してそんな感情が近いのかなと思う。
なんというか、好きだったらもっと華やぐ感情になれそうだけど、ドロドロというか、ポジティブな気持ちでは無いことは確か。
今も絶賛現場中だけど、何度行っても満足できなくて困っている。
推しの顔を見て幸せな気分になってきたはずなのに、その晩には満たされない心で病んでいる。本末転倒。
叶うのならば毎日現場へ行って推しの顔を見たい。でも金銭的にも時間的にも厳しいからそんなこと現実的で無い。
私は一体どうしたら満たされるんでしょうか、自分でもわからない。
どうしたらかけがえのない1公演1公演を大事にし、満足できるんでしょうか。
人生において他に大切なものや大切なことはあるはずなのに、一切目が向けられない。