思えば子どもの頃から安心感なんてもってなかった。
あまり笑わない子だったように思う。
それに次いで3歳上の兄が中学の頃から精神のバランスを崩し始め、母は兄につきっきり、母との会話は愚痴と心配事を聞かされる一方。父は昭和の男で仕事が全て。
35過ぎるまで仕事もロクにできず、親の金使って通院とバイクいじり。怒鳴る喚くは当たり前。頭も悪い、嘘もつく。
ずーっと「こんな兄と一生血縁者か」「恥ずかしい」「友達に引かれたくない」
で、「私の兄は普通のフリーターです」のフリをしながら未来に一片の希望も持てず。何かに悩んでも親にこれ以上負担かけられないし明らかに余裕なんてない。
「あなたはマトモよね、真面目に頑張ってて偉いわ、自慢できるわ」って「いい娘じゃないといけない」圧力。
おかげで誰かに甘えることも頼ることもできず、人間不信でいっぱいの中年になりました。自分に自信がないから周りの人間みんな敵に見える。何にも頑張れない。頑張るぐらいなら楽にリタイアしたい。
誰かにかわいそうだったね、って言ってもらいたかった。