ある日、僕は恋をした。
星のように輝く彼女に。
僕は、恋焦がれた。
遥か彼方で光る彼女に。
決して手の届かぬ、君に。
暗いこの世の中で、君だけが輝いている。
僕の未来は君がいるだけで十分だ。
「会いたい」とどれだけ願っても、
会えないことは分かっているのに。
この感情は君がくれた星なんだ。
それを僕は愛と名付けた。
手を伸ばしたって君には
触れることができない。
僕の永遠を君にあげたい。
その瞬間はありのままの僕だから。
この恋が実っても
僕が隣にいることはない。
僕の心を奪ったのだから、
いらないのなら返してほしい。
でも、身勝手に愛を叫んでいるのは僕なのだろうか。
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イメージ:ロクデナシさん「スピカ」
「アルビレオ」