自傷行為
否定も肯定も推奨もしない。
理由も聞かない。
視線は向くが。
体の痛みは
体の傷は
心の痛み
心の傷
自傷の傷は
生き残った生き抜いた証し
苦しみの中で更なる痛みを体に刻ませて、新たな、更なる痛みと傷を自分に与える事で、今をやり過ごす、乗り越える
ココロの、生存方法
心の中に芽生えた何かを逃がし解き放す為に。
その時だけでも楽に成るために。
自傷行為
今はやらずに過ごせてる
自傷行為って言っても血は流さない。
手元に在るペティを強く握り締め腕に強く強く押し当てる。
跡が残るだけ
一日に何回も
発狂の度に
憤りに駆られて
憤り、苦痛、ペナルティ
心の中の黒い何かを。
苦痛の、感情を
煮詰まった、舞い上がった
何かをキモチを
逃がす為に。
仕事中
仕事道具で、
違う使い方で。
誰にも見られ無い様に死角に入って、背を向けて、屈みながらも。
刃物は人を傷付けるモノじゃ無い。
流石に血は流さない
腕を滴らせる事は出来なかった。
その時だけでも楽に成る気がしたしてた。
少しは落ち着いた気がしていた。
多分一度でも血を滴らせてしまえばもう戻れない戻れなかった
仕事を業務を続ける為に。
何の為に?
働いて収入得る為に
生活の為に。
うめき声垂れ流しながら、吐き気、嘔吐、苦痛、発狂、悲しみ、時には希死念慮に塗れながら。
その場に踏み留まった
踏み留まる為に。
ソラをラムネの如く噛み砕きやり過ごしたことも在った、常に何か在ると喰ってた
特に酷いときが在って
流石に一度あの量を喰った時は眠気が酷かったふらふらしながら業務を進めたな。
俗に言うODって奴か?
ODって致死量在るようで無いんだってな
ふと腕を眺めても跡は見えなくなった着ける事も無くなった
再びペティを強く握り締め跡を着けない保証は何処にも無いんだけどね。
自傷行為
体の傷は
心の痛み
生きて生き抜いた証し。