「私にも友達ができました」
学校行って、馬鹿なこと話して、ボケて突っ込んで、うるさいって言われて。帰りにはアイス食べて、三角チョコパイ食べたくて、勉強して勉強して勉強して。涼しくなってきたこの頃、夏よりちょっと低くなった空を見上げて上州の空っ風はまだ吹かないといいなって思って。並木通りに生えてた白い彼岸花が綺麗で、写真を撮る前に枯れちゃって。吊り革と一緒に電車に揺られて、イヤホンで米津玄師とピノキオピーとsyudouとけーぽっぷをきいて、インスタをやめたり始めたりして、それでも部屋のレムたんとちいかわは変わらず笑いかけてくれて。誕生日にもらったシャーペンが窮屈にしてる筆箱を振り回して勉強を始めて。LINEが来たらわざと既読無視をしてみて。チャリじゃなくて歩きで行った日に限って大荷物で。へとへとな一時間目は数学で眠くて。二時間目の後の早弁は美味しくて。ねこあつめとポケモンスリープで癒されて。手が触れそうになったら「触るなw」って笑って。距離が近かったら机の向こう側に行って。仲良くなるにつれ少しづつ縮めて。二人しかいないJRC部で二人じゃなんもできないねって呆れて。兼部した科学部でパソコンいじって。
一緒に過ごす友達ができて、変なのは私だけじゃないって思えて。そして変なみんなはそんなこと気にしてなくて。それぞれの軸を持って、それぞれの正義を持って暮らしてて。
最近仲良くなった子が、私の友達と仲良くなりたかったらしくて紹介したら、「親しき中に礼儀なかったわ」って急に興味を無くしててさ。そんなのありなのかと驚いたけど、自分を持っててしかも間違えたことは別に言ってなかったからなんだかかっこよく見えて。
小さなことでウジウジしてる私が笑えてきて。その日は深根さんっていう好きな弾き手さんのカバーを聴いて泣いて。
この子みたいに自分を持ちたいって思いました。
初めの、小さいけれど大きな一歩を踏み出せた日でした。
「頭が悪かった話」
頭が悪かったというかなんというか。。二学期中間テストでものすごいやらかしをしました。300人弱いる一学年で210位を取ってしまいまいました。いやあ笑えないっす。こんなとこじゃ止まってらんないのにね。3週間前から勉強始めたらなんか燃え尽きちゃって1週間前まるまる何もしなかったんですねえ。。大馬鹿者ですね。トップじゃないと上級大学には行けないのに。行きたいから、頑張る。もちろん、無理したら萎えてやらなくなるのはわかってる。もう焦りだけじゃ頑張れないんだ。下には下がいるみたいな精神でいけるっしょって思ってるから。ただ最近はここで頑張らなきゃ、次はないって知ってるから、積み重ねて頑張ってる。最近毎週ある3種類の小テストで8割取れるようになってきた。でも優秀な子は当たり前に満点取ってて、8割で落ち込んでる。面白いじゃん。やってやんよ。記憶力も集中力もないけど、気持ちだけは誰にも負けないし、人一倍自己愛が強いから、打ちひしがれる私なんか許せないんだ。待ってろよ、すぐ抜かしてやるから!
「家族の話」
二つ離れた姉が大学受験の年です。勉強はしてないようです。どこだか知らない大学の指定校をもらったそうなので。ただ、指定校といっても面接が必要でして。その面接に向けて寝たり起きたりを繰り返しているみたいで。大学では都内に住むそうなので随分と私の暮らしも良くなる予定です。ただ、私が風邪を引いた時に母に「これ落としたらどこの大学にも行けなくなるのだから、協力してよ。勉強は自習室とかじゃなくて家でやってね」なんて言われた時はちょっとすねました。知らねえっての。全然うつしてやりたいわってね〜。そう思った私を否定しなくなったのも自分の成長なのかななんて思います。自分が思うままに生きていいって理解し始めました。で、そう。一人暮らししてくれるのが楽しみで仕方ないです。もう本当に嬉しい。最近顔もみてないですし。なんていい暮らしなんでしょうか。ここから私の人生がようやっと始まりそうな気がしています。姉が出ていくまで、その下準備をしています。友達と遊びに行ってみたり、メイクを教わってみたり、日記をつけてみたり、食べ方に気を配ったりとかね。本当に楽しみだ。私が「高校2年生」を選んだのはもしかしたらこのためだったのかもしれません。そんなこと考えた記憶はないんですがねえ。姉がいなくなるところから、私の人生は本当に始まるのだと過去の私が教えてくれているみたいです。あんまり自分の過去のことに自信はないですがこれだけは「よくやった」なんていってやりたいです。素敵なプレゼントをありがとう。
いやあ私も反抗期が始まるお年頃ですが、両親への良心は人並みに残しているつもりです。(爆笑ポイント)例の小テストの点数について相談したところ、当たり前と思っていたけれど実際できてないな?みたいな答えをもらって。大人ってこういうことなのかと感心しました。当たり前を知っているというのはなかなか強いみたいです。客観的な視点はどんな時も重要なものですね。高二女子はスキル:そうだん を手に入れました。
「宛名のないメールの仲間のみんなについて」
いやあ皆様お久しぶりです。いつぶりですかね。血迷ってた5、6月ぶりですかね。半年しか経っていませんが半年も経ちました。小中学生のみなさんはきっとお変わりないでしょう。私は学生の生活は「停滞」だと思っているので。一番身体が成長しますが、一番何もできない(と感じる)時間でした。他の人は分かりませんが私はそうでした。ならきっとみんなそうでしょう。高校生、大学生、浪人生のみなさんはどうでしょうか。元気でしょうか。勉強してるでしょうか、バイトをしているでしょうか。自分の好きなこと、そしてやりたいことに励んでいるといいなと思います。社会人、大人の皆さんは元気ですかね。まだ私は私がその歳でどんなことをしているかなんてまだ想像できないので下手なことは言えないのですが、なんだろうな。私を忘れてほしくないですね。あなたもきっと、私みたいな?とは限りませんが、同じ年だったことがきっとあるはずです。いや、あります。その頃のあなたを忘れないでほしいです。それを経て、あなたはそこに立っているはずですから。過去の自分はいつもあなたに憧れています。たとえどれだけあの頃の理想とかけ離れているとしても、私たちは「大人」に憧れています。それを忘れず、胸を張っても張らなくてもいいですからあなたの人生を着々と築いていってほしいです。途中で死んでもそれはその時です。頑張っても頑張らなくても頑張れなくても大丈夫。あなたの人生を、そこまで生きてください。
今日いきなり小瓶を流し始めたのはただの気まぐれです。宛てメにもずいぶんこなくなりました。今日まで忘れていたくらいです。もうここに毎日来なくても大丈夫になったのか、はたまたただ飽きただけなのかわかんないですけど、間違いなくあの頃の私とは根本から変わっています。そのことをひたすらに幸せに思います。あのまま生きるのはあまりに辛いでしょうから。変わった理由は進学にもありますが、それだけではありません。あなたのおかげです。ありがとう。たまたま思い出したので、ありがとうを伝えにきました。これはありがとうの小瓶です。あのままでは私はどうなっていたんでしょうね。あなたが救ってくれたんですよ。生きててよかったなんてありきたりな言葉ですが、別にそう思えるような特別なことはないのですが、この日常を過ごす中で、ふと思うんですよ。「ああ、生きててよかった!」って。ここまでよくやってきてる、っていう労いの言葉でもあります。そしてそれはこれからの努力の礎です。生きててよかったをもっと広めたい。せめて、私と話す間くらいは生きててよかったって思わせたい。思ってもらいたい。これを原動力にただ、自分を作っています。最近ようやっと自分のイメージができてきました。人の人格ってのは粘土みたいなもので、小さい時に母親に型を教えてもらうところから始まり、友達と過ごす中で少しづつ変形させて、大人になったらもう乾いて余程のことじゃなきゃ動かせなくなってる。私はただ、その途中で水をぶっかけられただけなんです。水を含んでドロドロして固まりにくくなっただけで、ドライアーをかけるとか、自然乾燥で長い間待つとか、硬い粘土を持ってきて混ぜるとか、ドロドロを活かして色をつけてみるとか、いろんなことができるんです。たとえうまくいかなくても、割と大丈夫なのかもしれません。ああ、なんの話だかわかんなくなっちまった。まとめると、粘土をこねこねしてる間だけど、私だけ少し時間と手間はかかるけど、大丈夫ってこと。そしてそれに気づかせてくれたみんなにありがとうを伝えたい、って感じ。
忙しくて小説も書けないし、またパスワード忘れちゃうかもだけど、同じ空の下で生きてるから。地面を見たらコンクリートかもしれないけど、それは地球で、おんなじところに私も立ってるか座ってるか寝てるかしてるから。私が生きてるからって別に世界に大きなことが起こるわけじゃないけど、ちゃあんと生きてるから。みんなも人生歩んでこ?私を救ってくれたみんなが、自分自身の人生を歩んでほしいなと思います。
最後に、ありがとう!私は元気です!
2024/10/26 高2女子より。