ななしさん
カール・ポパーは、例えばナチスのような『ある集団の存在を認めないと宣言してはばからない連中』『多様性を認めない多様性も尊重しろと訴える者』を許容すると、多様性のある開かれた社会は一瞬で崩壊する。だからそういう連中は徹底的に社会から締め出さなければならないと説きました。
一方で我が国の渡部昇一は『多様性を認めない多様性を認めろと言う人を、開かれた社会の敵だとして排斥しようとすること。それ自体が多様性ある社会を死に追いやる行為である』『多様性というものはしなやかで強いもの。庇護しなければ保たれないような弱々しいものではない』と述べたとか。
どちらが正しいのかは分かりません。案外二人とも、一見反対に見えて同じ事を言ってるのかもしれませんね。