人には誰しも寄り添う孤独感があって、それはきっと誰にも完全に理解しうるものじゃない。
かく言う私も、酷く孤独を感じる時がある。
自分でも呆れるほどのこの鳥頭は、嫌なことも、辛いことも、楽しい記憶のほとんどを忘れ去ってしまう。
ふと、数年前の友達の、ストーリーに上がる動画を見たり、活躍を見て、私と接していたあの頃のその友達を思い浮かべる。
思い、浮かべる。思い出せない。
その時の私、友達、姿、関係、なにも。
大好きだったはずだ、それなのに、私はどうやって接していたのか、今じゃメッセージで話しかけにさえいけない。私一人、みんなから取り残されるように、みんなの、
みんなの記憶の端にどんどん追いやられて、
みんなの過去になっていって、
わたし、わたしはひとり。
話し方も、笑い方も、もう分からない。
あの頃なんて戻ってこないと思いながら、
思い出の写真を見ては、いつもよく分からない、劣情や劣等感や、思い出を語るには、
少しばかりの記憶しか残っていないのに、
また会いたいといつでも思う。
私はとうの過去に追いやられているけれど、
酷く孤独を感じるけれど、それがみんなにもあればいいなどと抜かしてみる。
なんて、独り言。