“図書庵通信”
新年度から予定の新テーマ『犬と猫と人と…』に向けての棚作りを模索中です。
私は不器用極まりない人間なので、棚一つとっても毎回、考えて、悩んで、迷って…の連続です。
普通の人からすれば、「何でそこまで?」と笑われるでしょう。
内容は違えど、これまで散々苦渋を味わわされてきました。
トラウマとなったそれは、この歳になった今でも要らぬ枷となり私を留まらせます…。
自由を手に入れたのなら、やりたいことをやりたいようにやれば良いじゃないか!
そう思う時もありますが、経験者としてはそうしてしまうことが、…出来ないのです。
今は情報社会。
誰もが端末を当たり前の如く手にし、好きな時、好きな様に情報を仕入れることが出来る時代。
簡単で手軽に収集出来るがゆえに、その日、その時の自分自身に合った答えを求めてしまっているのでは……
非力な己に何が出来るものか…と思うことは、幾度もあります。
学もない私ですが、これまで経験してきたことから学んだことだって僅かながらもあります。
それを“本”という形で、見知らぬ誰かへの“想い”を込めてこの一冊を選び、《図書庵》という形で棚作りをしています。
私が選んだ一冊が、あなたの人生を変えるほどのことは望んでいません。
私が選んだ一冊が、あなたへの切っ掛けとなれたら……
それが本望です。
何故なら、あなたの人生は、あなたのものなのですから。
進む先を決めるのは、あなたです。
世界はあなたが思う以上に拡く、深いです。
数十年先に生きてる私が出来ることは、あなたへの“切っ掛け”をあげること。
そこから先、どの方向へ、どの様に進むかを決めるのは、あなた自身です。