自分にはたった1人のとっても大切な親友がいます。自分のつまらない高校生活に光をくれた大切な人です。毎日一緒に帰ったり、地元で美味しいラーメンを食べたり、勉強したり、誰にも言えないような恥ずかしい話をしたり、、、その人は僕のことを
「1番の親友」
と言ってくれました。大好きです。でもその人は女性で自分とは違う性別です。付き合いたいと思う半面、失ったときの衝撃には耐えられないと思います。その人といるときはドキドキするというよりは安心感がある感じで、おそらくその人もそう思っていると思います。その人はとっても可愛いく周りからもモテます。僕はとっても幸せです。
しかし、その人に好きな人ができてしまいました。
とある日、その人のBe Realを見たら僕以外の男とデートしていました。僕はショックで呼吸困難になりそうです。辛いです。その事実を考えるだけで涙が出ます。ただこうなることは予想できてました。自分は内気で人見知りで外見もかっこいいわけではありません。所詮友達止まりなのです。クリスマスシーズンが近いこともあり彼氏彼女が欲しいのは当然の欲求です。悔しいです。いずれその人と遊ぶ頻度もなくなり一緒に帰る人も僕ではなく彼氏になるんだと思います。僕はクリぼっちです。初めてクリぼっちじゃなくなると思ってたのに。
いずれ離れるなら自分から離れた方が楽だと思い僕は「絶交」しようと話を持ちかけることにしました。今思うと惨めなことをしたと思います。一緒に帰った日、僕は「絶交しよ」と言いました。その人は最初は「なんで?」「どうして?」と慌て、
僕が「好きな人いるんでしょ?男と2人っきりで帰るの変だし、遊ぶのも変だし、何より幸せそうな君を見ているのが辛い」と言いました。
その人は依然落ち着きのない喋りで「私たち友達じゃん」「そんなん関係なく仲良くしようよ」と言ってきて、それでも僕が絶交したいと言ったらその人は泣いてしまいました。とっても大切な人を泣かせてしまった僕は大罪人です。その人が必死に「その人と付き合わなければ絶交しない?」とか「もう今日で最後なの?」とか「約束してたラーメン食べに行くのはどうなるの?」とか僕の心をグサグサと攻撃してきます。そこで僕は思い切って言いました
「おれと付き合うか、絶交するか」
それがその人への初めての告白でした。めちゃくちゃダサいです。バカです。でもその人は変えられない事実を言ってきました。
「私好きな人いるんだもん」
めちゃくちゃ泣きそうだったけど必死に堪えて「じゃあ絶交しよ」と言ったらその人はまた泣き出し、必死に僕を説得してきます。その必死さに僕も耐えられず泣いてしまいました。自分でも絶交したいのかしたくないのかわかんなくなってきました。しばらく沈黙が続いた後その人は
「わかった、最後にどっちにするか決めて
絶交するかしないか」
僕はその時初めてこの話の重大さに気づきました。まじでバカです。僕にとってこの人はあまりにも大切すぎるし、その人にとっても大切だったのです。僕は頭がぐちゃぐちゃです。でも、やっぱ仲良くしてたい。1人になるのが怖いと思い
「仲良くしよ」
と言いました。その瞬間その子はニコッとなり、
「うん!」
と言ってくれました。嬉しいけど結局その人には好きな人はいるし、僕は大切な人を離そうとしてしまったし、とっても惨めです。その人とはとても近いところにいたのに、今ではとても遠いところにいるような気がします。今日もその人のBe Realにはデートしている姿。僕は今、幸せなのかわなりません。その人とどこか離れている気がして寂しいです。他の人を好きになるなんてもうできない気がします。
どうしたら僕は幸せになれるのですか?