誕生日を迎えた。
縄文時代なら後期高齢者枠だが、
現代だとまだ死ぬには早すぎる歳。
この一年は自己本位に生きたい。
他人の都合を押し除けて、
自分の都合で生きてみたい。
他人の面倒を見たくないし、
他人の問題の後始末をさせられたくもない。
他人同士の衝突が起きないように、
予め何重にも仕掛けを施しておくとか、
幼少期からそんな
くだらないことばかりやってきた。
やってきてしまった。
集団における平穏は必ず、
誰かの犠牲の上に成り立っている。
不当に安い賃金の労働。
不平等な労力の分配。
弱い立場の者は搾取され、
体のいい言葉で声を封じられる。
なにが自己責任だ、
責任の意味も知らないで。
私は誰のことも好きじゃない。
人間は皆嫌いだ。
人の役になど立ちたくない。
勝手に私の人生を奪うな。
やってあたりまえの不当な労働、
その上にしか成立しない、
やらないのがあたりまえの不当な立場。
御輿に乗るための資格は、
心身共に愚鈍であること。
明日はなんにも予定がない。
自分のためだけに時間を使おう。
カフェで長々と書き物をしたい。
好きなものに囲まれて、
好きなことだけをしたい。
こんな簡単なことができるようになるまで、
長い長い道を歩いてきた。
努力も苦労も頑張りも、
必ず報われるように道を整える。
それが私の方針だ。
他人の尺度など邪魔だ、
求めて手に入る幸福などない。
期待も、祈りも、汚らわしい、
他人の都合など知ったことか。
これは私の人生であって、
おまえの幼稚な願望とは関係がない。
日々を幸福に生きたい。
そのために弱い他人を見捨てる。
依存・搾取しなければ生きていけない、
強い立場にいる弱い人間を不幸にしても、
私はひとり幸福でいたい。