他人のことは切り捨てて生きることにした
もう限界だ
必死に作った僅かな気力体力を奪われて、
ろくでもないことに浪費される
どうせならそれで結果を出してください
今を変えてください
成長ではなく成熟してください
誰もできない
できないから他人の人生を喰らってなお
被害者の立場から抜け出せない
無力感と無力さの区別もつかない
戦うべき相手にしがみつき
話の通じる相手を陰から攻撃する
もううんざりだ
誰も悪くない
同時に誰もが悪い
変えられるのは己だけだ
自分には何もできないと洗脳されているだけだ
普通だの常識だの幅をきかせるものはほぼ全てが誤りだ
それに気づく手助けをしてくれるのが
必死に生きた誰かの書いた本
耳障りのいい物語には作者の欺瞞が反映されている
そんなことを吠えたところで誰も聞いちゃいない
今日も、明日も、これから先ずっと、
自分の近視眼的都合で周囲を食い潰すのが人間だ
だからもうやめることにしたのです
私の体をこれ以上喰わせてなるものか
全人類が嫌いです
全人類を憎みます
私が苦しんでいた時、助けてくれた人間はゼロ
どいつもこいつも弱った私を、
自分の欺瞞を補強するのに利用した
「早くよくなってね」
よくなる、の、よい、って、誰にとっての良さですか
「お大事に」
自分を大事にしないよう洗脳され、それを解こうとしているんです
私にとってそれがどれだけ難しいことかわかりますか
「いつか会えるのを楽しみにしています」
私は会いたくない
ただ搾取されるだけだった関係性なんか早く切りたい
「戻ってこられてよかったね」
普通という認識の狂気に陥っているのはお前のほうだ
「もう大丈夫そうだね、元気そうだ」
他人の苦痛も心も見えない
だから自分が加害者だと言われても何のことだかわからない
一刻も早く自分にとっての安全圏に避難したかったのだろう
「どうか生きて、あなたが死んだら悲しい」
私はあなたが消えてくれたら嬉しいです
自覚なき加害者、愚鈍の極み
お前のために生きているのではない
私の世界から追放する
下らないから
彼らの断定的な口調は
思考放棄して何の苦痛も感じることのない愚昧さがあること
生きながらにして内的にはもうとっくに死んでいること
その証左であった
だというのに私は
たかが悪意がないというだけで
彼らの言葉を鵜呑みにして混乱し
いちいち自分の思考、感性、正気まで総点検した
相手の能力を上に見て
自分の能力をないものとして扱った
それでこのざまだ
悪意がないなら暴力を許容しなければならないか？
暴力とは同一化の強要である
お前の死んだ心、お前だけが安住していられる世界に、
なぜ私が組み込まれなければならない
さようなら
自身を普通と認識して憚らない死体ども
自分は悪くない、私たち悪くないよね、と足を引っ張りあっているといい
どこも悪くないのなら、どこも変えられず、
その苦痛すら変化することはない
地獄の底で脳内の花畑に逃避していろ
絶対に許さない
永遠に苦しんだって私の苦痛に遥か及ばない
苦痛の意味も分かろうとしないのだから
鎮痛剤で誤魔化せる痛みしか、
受け取れる体もない
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