記憶さえなければ。
この記憶さえなければ、私は自由に生きられた。
広い公園を駆け回って遊んでいた私。
クラスの輪の中心で、いつも笑っていた私。
優秀で、どこに行っても一番だった私。
自分の将来は幸せに満ちていると、心から信じていた私。
キラキラ輝いていた私。
自信家だった私。
純粋だった私。
忘れられない記憶。
私の誇りであり、足枷。
忘れられたら、今の私と比較することもなかった。
惨めに感じることもなかった。
何も考えずに、自由に駆け出せた。
なのに、過去にすがってしまう。
過去と比べてしまう。
私は、無駄にプライドが高いの。
自分が負けるのが許せない。
人に負けるのは全然いい。
だけど、過去の自分に負けるのは、本当に嫌い。
自己嫌悪でさらに自分を追い詰めて、身動きが取れなくなる。
自分で自分の首を絞めてしまう。
何してるんだろ。
馬鹿みたい。
過去の自分は、過去の自分。
今の自分とは別人。
そう考えられたら、どれだけ良かっただろう。
きっと、過去の自分は、未来で私が苦しんでいることを知ったら、悲しむと思う。
だって、これからの自分の誇りになりたいって思って、ずっと頑張ってきたんだもの。
これが足枷になるなんて、思ってもみなかった。
忘れたい。
あんな人、私じゃない。
私の顔をした、別人。
そう、あれは別人。
だから、惨めに思わなくていい。
比べなくていい。
あんなに完璧な人なんて、私とは縁が無い。
だから、忘れて。
どうか、忘れてください。
私は、未来の自分が別人になっていたっていいから。
世界のどこかで生きているなら、何でもいいから。
だから、どうか私のことは忘れて、幸せになってください。
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そうくんへ
思ってもなかったお返事で、実感が伴うのにすごく時間がかかっちゃった。
その間、じっくり考えるためにそうくんのお返事をロック画面にしてた笑
難しいな…。
ほんとはよくないんだろうけど、自己否定が定着しちゃってるの。
だから、今の私が頑張った証っていう考え方は、ほんとにびっくりした。
そう思えるように頑張る。
るなちゃんへ
るなちゃんも同じ思い持ってて嬉しい。
確かに、るなちゃんは海外で新しいこといっぱい学べたもんね。
ちゃんと切り替えれてすごいな。
私はもう少し時間がかかりそう…。
家では大丈夫だって思っても、いざ学校に行って他の人との差を改めて実感すると、また逆戻りしちゃうの。
それに、るなちゃんの英語みたいな、私が得られたものはなんなんだろう…?
分かんないや。
分かる
僕も昔日本にいた時塾のテストで毎回100位ぐらいは取れるくらい成績良かったのに、海外に来て塾と中学受験をやめてから、どんどん勉強ができなくなってて本当に惨め
勉強以外も色々退化してて本当に悔しい
自分もプライドだけは高いから、日本にいた時はいつも必ず人に教える側だったのに、人に教えられることが多くなって来てるのが嫌で仕方ない
でも、あの時海外に来ることになってなかったら、地理が好きになることも、英語が得意になって色々な国の人と友達になることも出来なかったと思うから。
自分はそう思うようにしてる。
過去の自分とのギャップは俺にはあまりないから、見当違いだったらごめんね。
パンは過去の自分が今の自分を見たら悲しむって言ってるけど、こうは考えられないかな。今のパンは頑張った証なんだって。今のパンは休憩中なんだよ。休憩が終わった後の自分も、過去と違う姿かもしれない。でも、それは苦しみを乗り越えたパンだよ。
パンの楽しさも苦しさも全部、パンのものだよ。出来ないもどかしさも、惨めさも辛いかもしれない。でも、過去の自分の頑張り、今の自分の頑張りを否定しないでほしいな。パンは頑張ったし、頑張ってるんだよ。
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