あと何時間後かな、合否わかるの
ほんとにあと数時間なんだな
これで終わっちゃうんだね
わたしの憧れていた大学生活
きっと受からない
はなからわかってるけど、少しの期待をしてるし
受かったことばかり考えてしまう。
だめかもしれないと思う度に、考えちゃだめだって誰かに言われてるような気がする
それでもだめじゃないって思えれないよ
受けてからあんなに泣いたのにまだ涙が出るって本当に悔しいんだなって、自分のことなのに客観視してる
あーほんとに受かりたいな
絶対受かりたい
死んでも受かりたい
期待はしない方が自分が傷つかないから、勝手にそっちを選択してしまう
期待してみたかった
4日前、不合格の文字を見て言葉を失った
今日また同じ思いをするのだろうか?
桜の舞う合格通知は来ないのだろうか?
今までなら楽しめた行事も心から楽しめなかった高三、四月からクラスの空気が一変して、受験モードに切り替わる瞬間を目の当たりにした。
そのときまさか自分がそっち側になるなんて、思いもしなかった
今は推薦が主流らしい、国公立以外はほとんど推薦が多いんだとか。
座れる席も少なくて、優れた人から取ってくから落ちこぼれのわたしなんか
卑下してもしようがないけど、やってきた時間が違う人たちと戦ったんだから、負けるに決まってる
ちゃんと文化祭も体育祭も全力で楽しんだし、打ち上げだって行ったよ
全然楽しんでたけど終わってからは誰とも口聞かないで、三限終わりにおにぎり食べて昼は図書室で勉強してた
めりはりって言うのかな、勝手に嫌われたから好都合って思ってただけなんだけどね。
文転して古典全くわかんなくても1ヶ月で185古文単語覚えたし、英文法も叩きに叩き込んだ。
物理得意だったけどそれでは戦えないから、全く勉強しなくなったら最後の試験で赤点とっちゃったよ。
やれることはやった、のかな
もうあとは願うだけ
絶対あの大学の文学部に通って好きなこと学びたい、友達作っておしゃれして好きな本読んで習い事またやって、バイトも遊びも勉強も、全部ぜんぶ充実した日々を送りたい。
ほんとに性悪だなって思うけど、わたしの悪口言ってはぶってきた子を見返したい、あの子たちのおかげで成長できたんだよって見せてやりたい。ありがとうって言いに行きたい。
どうか
どうか受かってますように。
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