旅行に行くときに荷物をどこまで減らせるか。
国内外を飛び回っていたころ、このテーマに情熱を燃やしていたことがあります。
やろうと思えば案外できるもの。
香港2泊3日なら、ウエストポーチ1つ。
アメリカ10日滞在なら、ショルダーバッグ1つまで減らせました。
アメリカでは、入国審査の際、荷物の余りの少なさに審査官の方が驚愕。
デスクから思わず立ち上がり、絶句して私を凝視していました。
(何だろう、この漫画っぽい展開は…)
審査官の方のあきれ顔を眺めつつ、こんなことをぼんやり考えていたものです。
もう一つ、長年の情熱の対象として、時短があります。
忙しい方が多いので、可能な限り無駄をなくして、皆さんが早く帰れるようにしたい。
そんな思いから、意識的に何らかの工夫をされているという方は多いでしょう。
私がいつもやっていたのは、脳内シミュレーションです。
立場上、会議の仕切り役をやることが多かったのですが、
「会議が効率よく進むかどうか」
は、仕切り役の準備次第の部分がかなり大きいです。
私のルーチンは:
・会議の司会進行を脳内シミュレーションして
・想定される質問、紛糾しそうなポイントを可能な限り事前に洗い出し
・想定問答を頭に入れて
・ツッコミが入りそうなポイントに関する追加資料を用意しておく
というものです。
そして実際の会議では、シミュレーションの想定問答そのままのやり取りになることが大半。
お客様A「この点、気になるんだけど…」
私「それは議題の3でまとめてご説明する予定です」
お客様A「あっそう、了解です」
お客様B「ここって、前回の打ち合わせでこういう話じゃなかったっけ」
私「仰る通りです。前回の打ち合わせ議事録はこちらです。赤線の部分ですね」
お客様B「ああ、ありがとう」
という感じでさらさらと話が進み、90分予定していた会議が40分で終わったことがあります。
その時、会議に出席されていたクライアントの部長さんが、
「あーーーーーーーーー気持ちのいい会議だったーーーーーーーー」
と大きな伸びをして、喜色満面で仰いました。
きっちり準備しておいて本当に良かったと思った瞬間です。
今の私の時短への情熱は、母の介護に関連したものです。
骨折と摂食障害で要介護5になってしまったタイミングで、自宅介護は不可能とお医者様に言われました。
そこで、地元の施設にあずかっていただくことになりました。
定期通院の際、施設の看護師さんが母を病院まで連れてきて下さいます。
私も出向いて、院内では看護師さんと一緒に母に付き添います。
病院関係で時短の努力と言えば、やはり「待ち時間」でしょう。
過去、予約9時半の診察で、帰宅が14時を過ぎたことがあります。
予約時刻は、まさにフィクションという状況。
結局は「早い者勝ち」なので、時短努力もそこを踏まえて行う必要があります。
どうしているかというと:
・再診受付機が7時半から使えるようになるので、私だけ7時半に病院へ。
・再診受付を済ませ、診察までの待ち時間は、院内のカフェで読書兼朝食
・施設看護師さんと母が到着。7時半に受付済なので、待ち時間10分くらいで診察を受けられる。
・診察終了後、次回予約票、処方箋、会計票を受領。この時点で施設に電話してお迎えの車に来ていただくよう手配。
・会計待ちをしている間に施設の車到着。母と施設看護師さんには施設に戻っていただき、会計は私が病院に残って済ませる。
このやり方で、先日は、9時半予約の診察で10時にすべてのミッションを完了できました。
施設看護師さんも、猛烈にお忙しいらしく、
「助かります…こんなに早く帰れるなんて、本当に助かります…」
と大いに感謝されました。
これだから、時短努力は止められないんですよ。
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