道端に落ちてる小さな石に、つまずいて、ころんで、すりむいて。
その痛みを強く感じるのは、もうあのときみたいにボロボロじゃないから。かな。
やっぱりね、ときどき、ボロボロだったあのときの傷がまた痛み出すの。
痛くて、痛くて、うずくまって。
ずっとうずくまってたいなって気持ちになる。
だって、立ち上がったらまた転けるから。
もう痛みを感じたくない。
でも、立ち止まってる間にみんながどんどん進んでく。
もう、大人になったから、前みたいに友達に手を引いてもらうことも、
友達と手をつないで歩くこともできなくて、
いっぱいの荷物も、自分で抱えて歩くしかなくて。
なんだか、泣きたい気持ちになってくる。
このまま、どこへ歩いていくの。
みんなが遠く、前の方にいる。
こわい。歩くのがこわい。
前に書いて、流さなかった小瓶。
今も半分、おなじ気持ち。
なんとか道を探して、歩いてみてはいるけれど、本当にこの道はあってるのかな。
このまま進んで大丈夫かな。
この道が続く先はどこ。
いったん、歩く足を止めて、しばらくボーッとしていたい。
そんなのはダメかな。
みんなは迷いなく歩いてるように見える。
私よりもずっと先にいて、それでもなお走り続けてるように見える。
なんでこんなに、すぐに迷子になっちゃうのかな。
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