鏡に映る私は確実に年をとっている。
いつの間にか白髪を気にするようになった。もう、昔みたいに楽しくシャンプーやトリートメントを選べないでいる。染めるか、このままにしてしまうか。
確実に頬がたるんできている。上がらない。笑っても、泣いても。もう輝きがない気がする。
どんなに気をつけていても、気を使っても、時間は規則正しく進んでいて、私は後退している気がする。
進んでいるのではなく、後退。
このまま、毎日規則正しく進み、後退していく私。白雪姫の鏡は正直だ。私は後退しつつ進み、進みながら後退しているのか。鏡には涙の跡がついた中年の女しか映らない。鏡の中には何も見いだせない。
名前のない小瓶
30125通目の宛名のないメール
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お返事が届いています
ななしさん
そんなの
みんなそうだよ
同じだよ
老いは受け入れるに限る
ななしさん
私は、美魔女が、気色わりいと思うとき、抗う気持ちと平行して、
歳を取ることを、自分の人生から「ないもの」として、生きているように
見えるときでもあります。
もちろん、全員じゃないです。
私は、全面的に同意はしないけど、うまいこというな~と思ったのは、
(超絶美人でも)歳とって、残るのは、品があるかないか?・・と
いう言葉です。
私は、何をもって「品」と思うか思わないか?の線引きは、
かなり個人差があると思うので、安易には使えないなと思うのですが、
誰が言ってたかは完全に忘れましたが、言いたいことのニュアンスは
少しだけ理解出来ます。
母とよく、しわやたるみの話をします。
(私も40代なので、ロレアル3Dカラーから、ウエラ2+1へ
移行しています。うそです、ほんとは安い、泡カラーです)
で、やっぱり、人間の生き様というのは表情だよね、に着陸します。
母は70代ですが
「自分でも、私は写真撮ってもらうと、かわいく写るからうれしい。
定年以降、なぜか、顔が柔和になってきた気がする」
などと、話をします。
「詩人の柴田トヨさんのような、とってもかわいいおばあさんに
なりたいな」
というので、
「若干、すでにその域のニュアンスはあるよ」というと
メチャクチャ喜んでいました。
老いは、誰もが逃れられないものです。
現状を受け入れた上で、現年齢なりに、精一杯、
ダラダラしたり、キラキラしたり
心の声になるべく耳を傾けて生活していけば、
いい顔の中年になれると思います。
この年齢まで生きている!という事実自体、実は結構奇跡的なんだぜ!
まいたん
ななしさん
あぁ、よかった。おんなじ思いをしている人がいて。私も、人から若く見えると言われては素直に喜び、鏡に映る姿に確実に年をとったことを思い知らされ、周りのスピードに追いつけないことに不安を感じていました。とりあえず、お互い髪でも染めてみませんか。何かがすこしだけ変わるかもしれないですよ。
ななしさん
あぁ、まさかお返事の小瓶が流れてくるなんて・・・嬉しい。
そうか、年を取るとどんどん敏感になりつつ鈍感にもなる。気づかない事に気づき、気づかせてもらって。
小さくて大きな奇跡もある。
小瓶、大切に大切にします。
ありがとうございました。
見つめないと、自分がもっとかわいそうに思えてきますね。
ななしさん
んだな
(´・ω・`)
自分は絶対おっさんには成らないと思ってたが、
鏡を見ると昔の親父の顔が居る
最近茶髪もしなくなった
でも、
周りからは若僧扱いされなくなり【~さん】と呼ばれる様になった
後は自分の為に人生楽しむだけだと思うわ
(´・ω・`)
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
人生、これからの人生、楽しめるのか、それが見いだせない。
年をとるって、こういう事なんだって、さみしくなるんです。
奇跡、なのに。 奇跡は時に残酷なんでしょうか。・・・やはり悶々とする、更年期みたいなもの、なんでしょうね。
受け入れられない、その、もがき、が。
お返事の小瓶は大切にします。
ありがとうございました。
小瓶主
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。