毎日辛い。苦しい。
過酷な労働。
「辞めたい。」
そう呟くと、母に怒鳴り散らされる始末。
稼ぎ柱にされた私は辞めることなんて絶対に許されない。
助けてもらうことなんてできない。
「…死にたい。」
そう呟いてカッターを手首に当てた。でもできなかった。一生残る傷は、苦しかった今を思い出してしまう。
「生きたい。」
未来に希望はあるの?
わからない。
もう自分なんてどうなってもいいよ。
お客さんのため、同僚、上司、そして心から愛する人のために。
ボロボロになってもいい。
ただ、永遠に愛してほしい。
たとえ生きる屍になろうとも
頑張るから。