高校受験、国語科の推薦問題。虐待の話が出てきた。解けなかった。こんなにも陳腐な事ってあるんだなって思った

高校受験、国語科の推薦問題。虐待の話が出てきた。解けなかった。こんなにも陳腐な事って、あるんだなって思った。心も身体もぼろぼろになって、身の丈に合わない学校の推薦をぎりぎりで受けれたのに、こんな酷いことあるかって。

内容は、よく覚えてはいないけれど、「虐待は見てればそう思わないけど、自分がなってみたら辛いんだよ〜わかる〜？」みたいな事を連ねていた様な気がする。執筆者はどういう気持ちで書いたんだろう。絶対に親から殴られたり、差別されたりすることの無い人生を送ってきたのではないか。

「俺はこう思うんだ、むしろこうあるべき、これ考えちゃう俺って聡明！」みたいに虐待をポップに考えちゃう感じが好きじゃない。それを公衆の前に出すのも。そういうのは匿名の掲示板でやればいいのに。ここまで文章を嫌いになれたのは、それが初めて。他人事だと思いやがって。くそ。

もちろん試験には落ちた。滑り止めには余裕で受かった。両親は、滑り止めに受かった時にも、笑顔を見せてはくれなかった。ため息をついて、「この経験をのちに生かして、大学受験は二度と失敗しない様に」と言った。

大学付属の高校に落ちた私が行ったところは、バリバリの進学校。私がその学校を初めてお目にかかったのは、試験当日だった。どんな高校だか全くわからないまま入学して、それから、ここが監獄なのか、と悟った。

コースの差別化で負のオーラを纏いながら、口癖は「勉強しないと」の生徒達、家での学習時間からテストの点数順位まで貼り出してある廊下、宗教の様に早慶上智や東大を崇めるお先生方、日頃の鬱憤を晴らすための壮絶ないじめ…。(私がいじめられなかっただけ幸運だ)

勉強は嫌いじゃない。けれどもううんざりだ。勉強すれば、努力すれば将来明るい未来が待っているのだと、ただただ根拠もなく信じている生徒達に。膨大すぎる量の課題を出し、コース落ちるぞと脅しながら、適当な授業をしている大人(私はこういう人のことを先生とは呼ばない)に。疲れた。本当にしんどかった。なので私はグレた。まあ、夏休みの課題を全て提出しないというボイコットを起こしたわけだ。呼び出されて叱られた。すみません、今でも後悔はしていません。

家にも学校にも居場所は無い。まあ後者は自分で無くしたんだけど。背負うもんが無い分、楽だ。勉強は学校行かないで、その分一人でコツコツやってる。ぶっちゃけ学校よりも効率が良い。あと楽しい。出席日数足りなくならない程度に学校には出て、テストで点を取ってさえいれば大丈夫。学校は私を更生させようという気は無い様だ。良かった。

今なにかで悩んでたり、落ち込んでたりする皆さん。自分のやりたいことやって、やりたいこと選べばいい。なんだってやってしまえ。「将来の選択肢が狭まり云々」ってぬかす輩が良くいるけれど、結局最後に選ぶのは一つなんだから、選択肢なんて一つありゃ関係ない。と、あくまで私は思います。

月曜はまた学校行かなくては。だるいなぁ。頑張ろう？ほどほどに。