ふと思い出したこと。
小学、中学通じて私はいわゆる「陰キャラ」。
地味(つーか少し不潔)な格好をし、女子力のかけらもなく、口下手で友達も少ない。勉強と運動だけが得意な変わりもんだった。
中学2年のある日。男子が毎日エロに沸いていた頃。
私はボッチなのでやることがなく、昼休みは1人で教室前の廊下に立っていた。(なぜ)
そこに突然、同じ部活の男子が駆け寄ってきた。
「おい!お前!
○○(男子)がお前の机にココを付けた!」
喜びに体を踊らせながら、自分の股間を指差している。
…あぁ、そうなのか。
私は考えた。
○○は近頃よく、「起立!」とか言いながらそのへんをこすっていたので、それを私の机でやったんだろう。
正直報告されても反応に困るのだが、
「ココ!ココ!」と嬉しそうに連呼している部活仲間を無視するのもかわいそうで
取りあえず一緒に喜んでやることにした。
「アハハ、マジで!
何やってんやろうなぁ(笑)」
そいつと同じくらいの、爆笑 満面の笑みで明るく返してやると、
そいつは戸惑いながら教室に帰っていった。
昼休みが終わって教室に入ると、教室は微妙な空気になっていた。
私の机にあれを付けたという○○は、気まずそうな顔で立っている。
そして私が席につき、5限目の用意を始めると、
何とも言えない卑屈な視線を投げかけてきた。
どうしたらいいのか分からず、私はそれを無視した。
その後は、何も事件(?)はなかったのだが、今でもよく分からない。
私は何か、まずい反応をしたのだろうか。
男子たちは何を期待していたんだろう。
そもそも、あえてスクールカーストに分けるなら最低底か下から2番目であろう私の机に
そういうことをして、何か面白かったんだろうか…。
疑問だ。
ちなみに当時、○○と私の仲は最低であった。
初対面から一方的に嫌われていた。
…元気かね、あいつら。