※独り言
毎年、必ず一回は人前で泣くことがある。
それは決まって、優しくされたとき。
別に、もう優しさを知らない訳じゃない。
もういじめられてはいない。
1人ではない、なのに
ぼろぼろの心に染み込んでいくような優しさに胸が苦しくなる。
まるでひたひたに満ちた桶から水が溢れるようで
もう18歳なのにやばい、気がする。
私は自分に自信がないから、見た目だけの、所謂「学歴」でそれを隠そうとしていたけど
多分、心が満ちないのは自分の好きなことをやれなかったから。
虐待から解放された今
自分と向き合って、色々な人と対話して傷を癒やして欲しいと兄は言った。
親から離れてそろそろ一年
沢山苦しんだけれど、自分のことが見えてきたし、少し、自分を大切にすることが出来たかもしれない。
離れてしまった意識と身体が
戻ってくるような
なんだか不思議な感覚。
迷惑かけてごめんなさい。
それでも私は今幸せです。
最後に一つ。
抹茶プリンが食べたい。