夢十夜
こんな夢を見た.
首が無い人の体を洗ってあげてた.
しかし その人は怖くはなかった.
それを理由にやたら脅すような
雰囲気は微塵も感じられなかった.
彼の首が落ちてしまった所から
知っているが (理由は不明
その場面さえも血塗られたものではない
腕の切断面がそうであるように
今ではすっかり その『傷跡』も
肉が被い被さって丸みを帯びている
某番組の 指が生える粉をかければ
あるいはこの人もと思わせるほどに
それは ただの『怪我』だった.
浴槽は その人が足を伸ばして入れる
広さのものがひとつと
ダ●ナが入っている小さめのもの
いわゆる街の銭湯みたいな内装
明るくて広め
俺いつかはここで 絵 書きたいねん
(水墨画のようなもの
ダ●ナは のんびりとそう言った.
首の彼は いつか いなくなってた.
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...人は見た目じゃないっ!!
(いやぁそりゃそうだけども
てか 元恋人のような気もする.
(行方不明後 ちょいちょい出てくる