ちょっと前に見た小瓶
「うちの学校に、伊達っぽいのと小十郎っぽいのがいる」
……うちにもいる。そういうの
うちはデイダラとサソリだよ
もうさ、二人ともホントに可愛いんだよ うん
二人は美術部に入ってて
デイダラさんのほうは、ちょっと不満らしいんです。学校で爆発とかできないっしょ?将来の夢は花火師
作品をつくって、サソリさんに見せて、破壊…!
故に、デイダラさんの作品は0
サソリさんのほうは、等身大までとはいきませんが沢山の木製人形をつくっています。まわりから不気味だと言われても、気にしていないんです。(そうとう酷い虐待を受けていたらしくて……無になりたいんだとか)
顧問の先生は、サソリさんの作品をとても気に入っているらしく、「最後までつくってみない!?」と言って無視されてます(先輩の作品は顔が無かったり…何処か欠けてます)
デイダラさんの作品を壊すのを、一番最後まで止めるのも先生です。
例)「やめろ……はやまるな」
「邪魔するなよ……作品は一瞬だけ輝くから美しいんだろ…」ジリジリ
「サソリを見習えよ……そして俺に作品何個かくれよ……」
「は?ふざけんな!俺もらったことねぇ!なんで持ってんだよ」
では次、二人の会話です
プリザーブドフラワーを見て
「花は枯れるから花なんだ」
「枯れる様が汚い。永遠に変わらなければいい。ずっと美しいだろ?」
「一瞬ってのにありがたみを感じるんだよ。人生も限りがあるから、好きなものを大事にできるんだ。
花火も一瞬だからいいんだぜ」
「一瞬だけじゃ寂しいだろ、消えちまったら、いつか忘れられる」
「寂しくねぇように、記憶から消えないようなものにすりゃいい」
「……俺は、自分の好きなものに消えてほしくねぇよ。だから、一瞬の美しさは嫌いだ。人はすぐ忘れる生き物だからな」
「俺も。一瞬なのは作品だけでいいぜ。あんたのこと忘れたりとかしねぇ」
「………」
これはもう……「はやく結婚した方がいいんじゃないか?」と思う今日このごろ。
なんでこんな覚えてるかって?
みなまで言わせるなよ
本来絵を描くスケッチブックに書いてたんだよ(  ̄▽ ̄)