君は私の前から消えてしまった。
たくさんの足跡を残して
消えたつもりなのだろうか。
まだ姿は見える場所にいるし
関係を断とうと思ってもすぐに切れるものでもない。
私は時間をかけて修復したいとと思うけれど
君は時間をかけて離れたいん
だろう。
春
私たちが出会った季節。
同じ目標に向かってひたすら頑張った。
君がいたから頑張れた。
夏
一番思い出の濃い季節。
旅行に行ったね。
バスケもしたし
遊園地にも行った。
秋
ハロウィンパーティーして
君の誕生日を盛大に祝った。
でも、私も君もしんどくなって
うまくいかなくなるのはいつもこの季節だった。
冬
映画に行った。
イルミネーション行こうって言ってくれた。
…でも行けなかった。
別れの季節。
まだまだしたいことがたくさんあった。
春はお花見
夏はお祭り
秋は紅葉
冬はやっぱりイルミネーション
旅行は雨で星が見れなかったから
リベンジしようって言ったよね。
どれもありきたりかもしれないけど
どれも特別だった。
私たち、ほんとに終わっちゃうのかな。
きっともう会ってはくれない。
私は消えそうな足跡を後ろ向きに辿るだけ。
次は、春のお便り。
それぐらいは許してね。