私はぼろ雑巾なんだ。
今まで、自分を傷つけたり、踏みにじったり、都合の良い道具のように扱ったり、利用したりする人間ばっかりが、私の元に群がってきていた。
自分が敬意を払われたり、尊重されたりすることがなく、虐げられ、傷つけられるのが当たり前の環境にかなり長い間身を置かせられていたから、その感覚が今でも自分の中に色濃く残っている。
私が、両目をつぶされたり、腕を折られたり、頭を蹴られたり、硫酸をぶっかけられたり、殴られたり、輪姦されたりしても、世の中にとっては大した問題じゃないんだ。
使用済みのティッシュが、丸めて捨てられるのと一緒なんだろう。
私が20代の頃、ある決定的なことが起こってしまい、私はもう日の当たる所を歩けない身になってしまった。
頭の回転が良く、恫喝的な言葉を使って、人を煽るのがうまい人間の口車に乗ってしまった形だった―でも、思いやりも敬意も、当時のそいつの言葉の上では感じられなかった。
そいつは今は、日の当たるところを堂々と歩いて、社会的に大活躍している。
(私は、そいつが社会で活躍できるようになるための小さな捨て石、犠牲だったのかもしれない。
そいつが社会で活躍する方がずっと、社会にとって大きな利益をもたらすから)
そいつを糾弾できたら、一番いいと思うけど、今のところ方法が見つからなくて、探している最中だ。
私はその時の事を思い起こすと、死ぬほど悔しくて、泣きたくて、たまらない。
私がそのときもっと大人で、ちゃんとした自尊心があれば、そして、自分が貶められ、傷つけられ、辛い思いをするような所からは、早く離れるんだと言ってくれる人がいれば、
あのことは防げたかもしれないけど、後悔しても遅すぎる。
私は最近になって、人権や、自尊感情、人を尊重すると言うことを学び始め、またそれらの活動に関わっている人々と少しずつ関わり始めたが、もっと若いとき、それらを20歳までの頃に大人から教えてもらっていればよかったのに、と思う。
今更習っても、身につけるのが、本当に難しくなってしまった。
私は死ぬまで、社会で日の当たるところは歩けない。他に方法なんかないんだ。
名前のない小瓶
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お返事が届いています
ななしさん
わかります。
ボロ雑巾でも良いんじゃないですか?
私はドブネズミとしての自分を受け入れ
復習半分
野心半分
で生きていく事を誇りに思っています。
飴の傘
ななしさん
恐縮ながら、お返事させて頂きますね。
あなたの考える『日の当たる場所』って、どんなところですか?
社長とか、ノーベル賞とか、官僚とか、アイドルとか?
民衆の目にとまるような華やかなこと?
もしそうなのだったら、そういう風になれる人はめちゃくちゃスーパートリプル少ないって事を覚えとくといいかもですね。
あなたが憎んでいる(のかもしれない)、その社会で大活躍している人のことを、貴方はちょっと羨ましいんじゃないかなぁ。人間ってそんなもんかもって思ってます。
「今はあんなに大いばりで鼻の穴膨らまして大活躍してるけど、それは私はあってのことなんだから、感謝しなさい。へっ!」っと考えるか、「(例えばその人が食品会社の人とかだったら)あいつの会社の商品は買わないようにしよう」と考えるか、またはそれについては考えずに、今貴方が関わってらっしゃる福祉・人権系の人達に自分の痛みを打ち明けてしまうか、ですね…。
頑張りすぎずに頑張って!
長文失礼しました。
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
今晩は、小瓶主です。お返事を頂き有難うございました。
返信が遅くなり、申し訳ありません。
>飴の傘さん
壮絶な決意をされて、生きていらっしゃるのですね…
飴の傘さんの、強靭な精神を感じます。
レスを拝見して、私はたとえぼろ雑巾(今時々漂白・洗浄しながら生きている感じがします)でも、
誇りと、自分が目指すもの、自分が大切に思うもの・ことを忘れずに、生きていけばいいじゃないかって思えてきました。
有難うございます!
>2番目の方
私が書いた「日の当たる場所」は、書いて下さった職業や境遇の他、
明るく楽しく生きて、素敵な家族・友人に恵まれ、まともな人間関係をそれらの人々と築き上げることができる、また尊厳を大切にされるような場所のことも指して書きました。
社長や官僚・アイドルになったり、ノーベル賞をとったりするのは、私には夢のまた夢です… それらに関係のある人生を送る人って、おっしゃる通り、稀有ですよね…
>あなたが憎んでいる(のかもしれない)、その社会で大活躍している人のことを、貴方はちょっと羨ましいんじゃないかなぁ。
はい、おっしゃる通り、羨ましい気持ちもあります。
書いて下さった通り、小瓶に書いた人間が、私が踏み台や捨て駒になったおかげで手を汚さずにすみ、活躍できている部分もあるに違いないと思います。
また、その人間が出てるメディアは避けて通るようにしています。
あと、人権・福祉の分野の方には、今担当されている分野以外に、重荷を押し付けてしまうのではないかと気が引けてしまうので、今はお話しするのを遠慮しようと思います。
>頑張りすぎずに頑張って!
有難うございます。なかなかしんどい毎日が続きますが、「何とか無事に生き残れればいい」と思いつつ、生活していきます。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。