満18才、休学することを決めました。理由は表向き色々あるけど、本当の理由は自分の根性叩き直すためです

満18才、休学することを決めました。


理由は表向き色々あるけど、本当の理由は自分の根性叩き直すためです。
今までひた隠しにしてきたひん曲がった根性と、トラウマと、向き合うためです。



普通、いいもの見たら嬉しくなって、悪いもの見たら気持ち悪くなる。


でも私は違った。逆だった。
いいもの見たら、落ち着かなかった。
なんか、合わないって、感じた。
悪いもの見たら、嬉しくなって、楽しくなって、惹かれた。
面白くて仕方なかった。
そういう人に惹かれた。そういう人が、寄ってきた。
一緒に話してても、楽しかった。
感じてるものが一緒だからなのか、話が弾んだ。
何を考えてるか、なんとなくわかった。嬉しかった。
いい人と話すと、あんなに苦しいなんて、ずっと知らなかった。
高校入るまで、知らなかった。



ずっと避けてきた。いいものに触れることを。
つまらないものは、適当に受け流して、大して聞きもしないで、相手が笑ったタイミングで、適当に笑って。
何一つ面白くなかった。
ちゃんと聞こうと思った時もあったけど、笑うポイント分からなすぎてすぐ諦めた。




でも、高校に入ってから、いい人にしか出会わなくなって。
私が変わりたいと思ったから。
今までの自分じゃない自分になろうと思ったから。
全く分からないところに飛び込んで、自分も変えて。
そしたら寄ってくる人も変わってきた。



でも、だんだんボロが出てくる。
仲良くなるにつれて、話題についていけなくなる。
つまらなくなってくる。
所詮、上辺しか変わってなくて。
だんだん、無理するようになって。
わからなくなって。
結局またゲスに戻る。




でも、また綺麗なものに惹かれて、そっちに行きたくなって、綺麗になりたくて、無理して、仲良くなろうと思った。
本当に綺麗な人って、純粋だと思う。
割と、鈍感な人多いと思う。
でも、何処かで、傷ついてる。
それでも真っ直ぐ生きてる。
わからない。読めない。一体どこで傷ついてるのか、傷つけてしまってるのか、耐えてるのか、分かって無いのか。話してて、こいつ作り笑いしてるって、分かってるのか分かって無いのか分からない。
話してて最上級につまらない。
話が進まない。伝わらない。
めんどくさい。楽しくない。
何より、それが申し訳ない。



綺麗な人って、心が綺麗な人って、1番分からない。
頭がいいと、私は言われた。
頭がいいからゲスだとは限らないけど。ゲスな人って割と頭の回転早い人多いと思う。
なんとなく、同類見ると、あっこいつ仲間だって、感じる。
相手も多分、感じてる。
鼻が利く。



見つけるだけで、楽しくなる。
でも、綺麗な人は、こっちが仮面被って近づいてもあまり気づかない。
何かあってから、ボロだしてからようやく気づく。
えっ、そんな人だったんだ、ショック。
いや、そんな感じだっただろ。どう見ても。




今まで、それが通じてたのが、通じなくなって。
みんなの前でそう言いそうになって、引っ込んだ。
自分が本当に汚く見えた。



私は我が強い方ではないから、大々的なボロは出したことないし、随分慎重にやって来た。
でも、ちょっとずつボロ出てるから、そこまでは頭良くないと思うから、気づいてる人いる絶対いるはずなのに。
みんな、離れていかなかった。
私なら、すぐ離れようと思うのに。

でも、私が仲良くなろうと思った人は、みんなボロだして、凄いことやって、消えて行った。
バカだと思った。
なんとなく予想出来てただろうに。
それすら見下してた。
根本的に、違うんだ。
見下せるのは、あっちなのに、私じゃない。
ちょっと頭いいだけで調子乗ってるようなやつが、そんな素敵な人達の事、元から見下していいはずがないんだ。
大体、あっちは見下そうとすら思ってないのに。
そこから違う。ちがいすぎる。







そんな自分に、ずっとどこかで嫌気が差してた。
遂に嫌気が爆発して、綺麗になりたくて仕方なくて。
無理して。
自分がわからなくなって。
辛くて。



今まで、家に帰れば、何か自分から話そうと思ったことはなかった。
ただ、聞いて相づち打つか、聞かれたことに答えるか。





私の周りにいる中で1番心が綺麗な人は、どこに行ってもお母さんで。
お母さんと話す度つまらないと感じてて。
何か落ち着かなくて。
反発したくて。
どこかバカにしてて。
聞く耳持ったことなくて。
そんなことに、やっと2年前気づいた。
ごめんね、って思いながら、話すようになって。
でも、苦しくて。
伝わらないのが、なんか、気持ちが分からないのが辛くて。
余計眩しく見えて。
今までだって、ずっとどこか眩しく見てたことに気づいて、余計苦しくて。





お母さんは、いっつもあたしのことバカにしてるでしょ？と笑って言った。
もう、バカになんてするわけないよ。心の中でそう思いながら、そんなことないよ〜といつもの調子で私は言う。

本当に綺麗な笑顔でそう言えるお母さんは、眩しくて、可愛いくて、かっこ良くて、最高のお母さんだ。
お母さんは、色んな事を、真っ当に一生懸命、乗り越えてきたんだと思う。



でも、そうなりたくて、正直見ててくるしい。
話してて辛い。
節々で純粋さを感じて、キツい。






何かを乗り越える時に、真っ直ぐ一生懸命立ち向かうか。
根性曲げてなんとかすり抜けながら生きて行くのか。




今まで後者だったけど、やっぱり前者こそ、人間として正しいと思います。
こんな風に、なりたくなかった。
もっと、分かりたい。分かるようになりたい。分かろうとしてるつもりなのに、全然わからないのは、まだゲスがなごってるから。



もう、悪いことは考えてくない。
素の自分で、人と接したい。
素敵な人に、さらけ出せるような人になりたい。