あれは、たしか中学生のころ
安心したことが ありました
ぼくにとっては そこそこの
衝撃的なできごと
皆が隣室に集まって
ぼくはひとり テーブルの角の椅子に座ってた
いまでもあざやかに思い出せる
オレンジ色のけしき
たかだか数十秒
だけど安らぎを知るにはじゅうぶん
人は ほっとすると、こうなるのか
と 新しいせかいは
きれいだった
運よく 辿り着いた場所は
二度と行けないと思って
とびらの前で
立ちすくんで
忘れちゃだめだと
それを見つめて
あまりにも 唐突な安らぎは
まだ ぼくには眩しすぎて
明日また死のうと その時決めた
あれから幾つか歳を重ねて
少し こころが荒んだかも知れない
あのけしきに触れることがあっても
きっと 通り過ぎるだろう
いつでもそれは そこにある
今いる せかいと交差する
それだけで もうじゅうぶん
ぼくは 此処にいるのです
Hatose
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項