細胞にきらきら
ないてるわたし
しゃがんでるわたし
きまずいわたし
しくじったわたしだからこそ
凪のないわたしじゃないけど
おんなじ
おんなじ。
そういうおまえは気に入らないよ、って
そとから誰かが声をかける
容赦ない他人の声、
いつかのわたしが
自分に押した烙印からくるノイズの声
きこえてくるけど
さっくりスルー。
細胞さん、よろこんでー
でこぼこのほうのわたしは
「ねぇ、こんなわたしの面だけど、
あいをもらっていいの?」って問う。
はいはい、いいです*
よろこんで〜〜〜
鈴が鳴るように
わらいます
からだ全部がよろこびます
背中をくすぐられた人みたいに
よろこびます
まるで言葉を覚えたての
小さい子供がよろこぶように
ノイズはいまも飛んでいます
ああ、それを上回る
じぶんを獲得するということは
ああ、やっとわたしは
ひと、に
なれたきがした
だれかにもらわなくても
供給出来るのか
もらわなくても
もっていた
記憶喪失から
目が覚めただけさ
見える世界が
すこしちがう
そんなことを
これからも、何万回も
やっていく
だから毎日は
あたらしい