むかしの記憶のままに兄に暴行される夢をみた
あれからもう7年も過ぎたのだし
ほんとうにいろいろあって
男の人ともやっとはなせるようになって
大切な人だってできたし
もう、もうだいじょうぶだと思ってたのに
そういえば六年前のこの日なんだっけ
寒くてこたつに入って寝てしまってたんだった
ちょうど今日みた夢のような
夢のとおりに
夢のとおりに
ああしにたい しにたい
こんな夢のせいでしにたい
昔の傷が残る左手首が
切ってもいないのになんだか痛い
泣きたい吐きたい
誰にも言えないんだ
きょう見た夢のことも 7年前の事実だって
言えるはずがなかったんだ
「もういちど、つぶれてしまえ」と、
誰かに言われているんだろうか
眠るのも怖くなくなったはずなのに
冬の雨の日も平気になったのに
人の足音も怖くなくなってたのに
すべてが崩れていくみたい
いやだ
だれか