住まなきゃいけない場所。食べて寝る場所。働く場所。笑う場所。喋る場所。全てが怖い。近づきたくない。
迷惑とお金をかけて、場所と時間を奪って、のうのうと生きている代償かもしれない。
確かな暴力と見て見ぬフリ。気付いた時には繰り返されていて、私の中では確かに積もっていった。
死にたいは許されないらしい。生きてかけてきた迷惑よりも迷惑らしい。産まれなかったら無かったものなのに。
私は不器用で、この世で上手に生きる術をもっていない。早く離れたいんだ。
ずっとそんな思いが離れない。ご飯を食べても、外に出ても、働いても、寝ているときさえも。
とっても小さい文字で、ほんの少し記したところで変わらない。私はバイト先に向かうバスの中で、エプロンの入ったリュックを膝の上に置いているだけだ。
ここから死ぬなんてこと、できもしないのに。