付き合ってから飽きる人間だった
僕は容姿もそれなりに良くて
話題の在庫もまあまあ有って
女の子に困った事はない
嫌味でも驕りでもなく、事実
所謂とっかえひっかえが趣味
それに慣れてた
周知だった
どんどん好きになるというか
溺れるというか
窒息するのは初めての事だった
君の愛で
困った
別れたくない
一ヶ月後も来年も再来年も
死ぬまで隣にいたい
困った
こんなに重い気持ちで
永遠を願う事があっただろうか
そんなの続かない
僕らはまだ青い歳だから
知ってる
若造が、と嘲笑われるだろうが
困った
純白のドレスを着てる君の
隣に立つ男を呪ってやろうか
いや、君が不幸な奴と笑うのは
嫌だからやめておく
どうか幸せになって
歳を重ねる程
僕との時間は薄くなる
割合が低くなっていく
比例してる
そんな別れごと愛してる
去り際は格好良くしてやるよ
大丈夫、笑えるはず
愛してる
誰よりもなにもよりも
きっとこの先も忘れられない
君は世界で一番美しい人