色々自由なことも出来るようになって、色んな事を見て知りたいと思ったとき
辺りを見渡してみたらみんなもう結構いい歳で。
気がつけば結婚したり出産したり。
高校大学も工学系で就職先もガテン系技術職
異性と接することのない女子校育ちというわけでもないけれど
私自身は恋愛経験はひとつもなく
町中で手を繋いでる男女が物凄く不思議で堪らないまま20代も折り返し地点を過ぎてしまった
恋をしたことはあっても、小学生の頃の話で相手のこともよく知りもしなかったし漫画と同じ憧れのゲーム感覚
勉強や研究、ゲームに夢中になってる間に恋愛とか全くわからなくなってた。
会社の同僚が社内で付き合ってたらしいけれども、恋人の雰囲気がまるわかりで周囲は皆知ってたらしいが、私はついこの間直接聞かされるまで何もわからなかった
ってか恋人の雰囲気ってどういう雰囲気なんだろう 今まで見たことないし気にかけたこともない
どうしてそんなに人を信用できて好きになれるのか、どうして長い時間人といられるのか、なぜそんなに他人に触れても平気なのか…
好きになると言うことはその人の事をもっと知りたいと思うから、と一度知り合いの人に聞いたけれども、人には人のプライバシーやスペースというものがあるのに、よく知りたいなんて思えるな…罪悪感はないのか、と言うのが本音
そんな他人の自分の事を知りたいって感情を受け入れるのもすごいことだと思う
正直、恋愛は悪いこと、不真面目っていう意識も心の奥底にあってとれないし、お洒落も化粧も同じで罪悪感ばかりで心地よくない。
自分が恋愛とかそんなことをすると思うのすら大変なことで、恋愛の話を振られたりするだけで嫌悪感や吐き気が出る
会社の合コンの半ば強制的に参加が決定した日には断れなくて、混乱とパニックで一人風呂場で声をあげて号泣してしまった…
思い返せば子供のとき、今は亡き母親に出産の様子やどんなに痛かったか、生理がいかに辛いか、女がどれだけ嘗められてて、父親の愚痴ばかり聞かされてきたからか、「あんたもいずれ家事とか行事の準備とか、母親業やるんだから」と言われたときにゃ半狂乱になって「そんなことは絶対私はやらない!私はそんなことしない!関係ないし、そんな立場にはならない!」と思ってかなり拒否していたけど、これが原因なのかな
過保護だったし、いつも子供であることや、小さい頃に戻れ!なんて無茶を求められたけど結局私がしっかりしないとあぶなっかしい母親だったな
母親はいろいろ凄いところもあったし、感謝もするけど、残念ながら女にはなりたくないし、そもそも女性がとても苦手だし…でも自分は男っぽいが男ではないしなあ
幸運なことに子供にも結婚にも恋愛にも興味はなく、外見もいい方ではないのでそういう声をかけられることも一回もなく、楽だけれども
こうも拒否反応が強いと、唯一の家族である老年の父親も心配するしで、パートナーくらいは作ったほうがいいのかな、って思っても無理だろっておもう
そんな近くに他人がいるってどんな気持ちでどんな世界なんだろう
色んな人の人生や気持ちや、広い世界を見て感じて、理解して死にたいと思ってたのだけれども、自分の知らない、知れそうにもない世界がこんなにもたくさんあると知るとなんだかとても残念で悲しくて、自分がちっぽけで詰まらない、出来損ないな気がしてしまう…
理解することや知ることか好きなのに、出来ないってこんなに辛いことなんだな
ななしさん
恋愛ってお互い好きになって求め合うことだと思うけど、それがこの世の全てじゃないと思います。
私が十代の頃に理想としていた生き方は、自分のやりたいことにがむしゃらに没頭して燃え尽きる人生でした。
でも、私はある意味では凡人で、そこまでの情熱はもてなくて、失速すると共に安心と心地よさを求めて恋愛して結婚して子供を産みました。不器用な私は子どもができたら、人生全て子育てに捧げるような生き方しかできなくなりました。主人を愛しているけど、自分の理想に忠実な人生を選んでいたら、結婚はしていなかったと思います。ふと、そちら側の人生を思って切なくなる瞬間もあるのです。
あなたのお父様も、あなたが結婚されたら喜ぶとは思いますが、やはり親なら子どもが幸せな人生を送っているというのが一番嬉しいのではないかと思います。
1人でいても十分幸せなんだよってお知らせして差し上げたら、お父様もご満足されるのではないかな?