太鼓を叩くとほら
舞いあがるよ
思うより足は軽く
手放せなかったお人形も
今はダンボールの中で君を見守る
冴えない顔の面影を残して
舞い上がる
意外と重かった心も付いてくる
なんか飛べそうでしょう
鳥には追いつかないけど
風が助けてくれる
ぬめっとしてた日々なんて
うっかり忘れちゃいそう
1段目の勇気は
そっと忍び足のつもりでも
地響きのようにみんなにバレる
自分の世界を旅行してたこと
全部真剣で全部ばか
よからぬことを考えた
あの夜も
目覚める苦味を味わった
あの朝も
消えないさ
薄汚れたお人形は
ダンボールのなか
あなたの心と世界をつなぐ