とてもかっこう悪い話です。
時間は、人の心の傷を癒してくれないという研究結果が出たらしい。そうだよなあ、と思う。
一生なんてまったく信じていなかった。
というより、そうすることで傷つかないようにしていました。でもあまりにも、まっすぐな目で見つめてくれるから、いつの間にかそれが本当なんじゃないかって思ってしまっていたんですね。
久しぶりに会った人は、ブラックホールのようになっていました。
わたしはとても馬鹿だから、いまだにあの目を思い出してしまう。その人が言っていた言葉は、あっという間に破られて、わたしなんて思い出されもしなかった。だけど、どうしても前の姿を忘れられない。
わたしの話す言葉はいつもすこし分かりづらいらしくて、本音を話すとめんどうくさがられそうで。だから人に本音を話すことが苦手でした。だけどその人には、余分な言葉をつけくわえなくても伝わった。人に真面目と笑われてしまう考えも、頷きながらやさしく聴いてくれる姿にとても救われていた。そのときは気付かなかったのに。
人が変わることはもちろん分かっていて、いまの姿の原因も、わたしに話してくれた言葉が破られた証拠で、人が嘘をつけることも、それが嘘じゃなくてそのときだけは本当だった言葉を、ただただわたしが大切にしすぎてしまったせいだともわかってる。
人が傷ついている姿を見て、こんなに自分が傷つくなんて思ってもいなかった。人に話しても馬鹿だなあと笑われます。あなたはもう関わることもできないから、いい加減分かれよと。
人に想いをもちすぎていることが悲しくて情けなくて、自分でも捨ててしまいたいと思う。だけど、どうしたってしかたがない。
一番苦しかったときに、やさしい友達はみんな時間が解決してくれるよと言ってくれました。ごめんなさい、わたしはまだ解決されていない。こんな自分はだめなやつだと思っていたときに研究のことを知って、すこしだけ楽になりました。
わたしはとても馬鹿です。たったひとり、なぜここまで思ってしまうのか、人からすれば滑稽なのだろうなと思います。
ただ、どこかで前みたいにやさしく笑っていてほしい、傷つかないでいてほしい。それだけなのに、なんで人はこんなにかっこう悪いんでしょうね。
もう誰かに話すことはありません。でもどうしても気持ちがいっぱいいっぱいになってしまって、小瓶につめました。
拾ってよんでくれた人がもしいるなら、ありがとう。とてもみっともない気持ちを見てくれて本当にありがとう。
45082通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
私は、これを読んで「愛だなあ」と感じ入りました。
グローバルで深い愛。
「愛」が何かもわかっていないのに、とっても深いところにある愛の上澄みを見たような気分です。(勿論、イメージです。)
どうもありがとう。
まりちゃん
いえいえ、わたしのは、憶測の羅列だし、
みみず嬢の気持ちは、みみず嬢にしか
わからないことだから。
(他者の限界)
正解みたいなものは、うーん、ない気がしています。
あなたが思ったことが、いつも
そのときなりの、ちょうどいい、なら
そうなんだと思うし。
(また変わることもあると思う)
お返事掲載後気づきましたが、
なんで冒頭、お幾つか?を書いたのかというと
(書き忘れて飛ばしてしまった。おなじみ)
若い方かな?という感じもして
(若造とバカにしてるんじゃねーぜ)
学校卒業したり、進路が変わる時期と
クロスしていたのかな?とちょっと思ったもんで。
交友関係も変わるときも多いかもなっと。
>人がみんな、自分と違う人だということを、
心で認識できていないだけなのだと思います。
わたしもこれ、実は以前から思っていることがあって
(同じタイプかなっと)
また、脳内がまとまったら、別小瓶で流します。
(あ、キリがないのでお返事不要でいす)
あ、ひとのいいとこ見つけられる人は
自分もおなじ要素を持っているから
見つける力があるんだってさ!
(逆もまた然りだとな。・・くそっ)
またね!
みみず
(小瓶主)
【小瓶主さんからお返事きたよ】
>まりちゃんさん
お返事をもらえるなんて思ってなかったのでびっくり。ありがとうございます。
相変わらず、核をついてくださるお言葉ばかりです。
自分にとっては尊くても、もしかしたらその人にとっては、だからこそ、しんどかった、ってこともある…
その人にしかわからないことを考えて考えて、わたしも迷路に迷ってしまったのだと思います。
まわりはわたしを、人のことをよく見ている、やさしいねと褒めてくれる。でもそれはやさしいということではなくて、ただただ人への想い入れが強くて、強すぎて(その人に対してだけでなく)、人がみんな、自分と違う人だということを、心で認識できていないだけなのだと思います。
いろんな人に言ってもらえる言葉はとても正しくて、ぜんぶ頭で分かっていて。人に言ってもらう言葉は、100ぺんも200ぺんも自分で自分に言い聞かせていたし、くるしいほど考えていたんです。
まりちゃんさんの言葉も、全て頭では分かっているのです。読んだ瞬間に核をついてもらっているなあと思ったことも本当。だけどいつまでたっても心が追いついてくれないのです。(ここが自分でいちばん情けない)
ひとはみんな、自分とは違うひとだということ。その人はもう別の道で、わたしには手出しできない場所にいること。あの頃は嘘ではなくて、そのときの言葉も目も、すべて本当だったこと。分かってはいるのに解ってはいないという感じなんですねきっと。ほんとうに情けない話です。
正直、幻想を壊したくないという気持ちは強いんだろうなと思います。でも、それと同じくらい、その人の核はとてもやさしい人だと知っているぞという、自信ももってしまっているみたい。(きっと、これもわたしを混乱させている)
一途だとか一心に想うことは良いこととされるけれど、わたしはそんな自分がとても嫌で、どうにか心も追い付きたいと思ってもがいている最中です。
ほんとうにやさしいというのは、つめたさを含んだやさしさなのだと思います。マイナスのやさしさを持てる人になりたいなあと常々思います。
長いうえにとても身勝手な文になってしまってごめんなさい。
言葉がごちゃごちゃでうまく伝わっている自信がないのですが、まりちゃんさんからのお返事とてもとてもありがたく思っています。ありがとう。
まりちゃん
友達なのか、異性なのかわからないけど、
あと、みみず嬢がいま、幾つなのかわかんないんだけど、
(なぜそれを書いたのかというと)
ひとってね、みんな、自分と違う人なんだよ。
(しみじみ・・)
でね、その人は、そのひと自身の人生を歩きはじめているんだと
思うんです。
それが、ダークサイド寄りか、天狗になってるのか
墜落しているのか、そういう問題じゃなくて。
あの頃、ってほんとにあったと思うんです。
それがなければ、今のみみずも、そのひとも、わたしだって
ここにいないじゃん。
でもね、自分にとっては尊くても、もしかしたら
その人にとっては、だからこそ、しんどかった、ってこともある。
もう、それは、その人じゃないとわからないし、
ましては、そのひと自身も、迷走中だから
あなたが感じた「変わっちゃったね〜」になっているのかもしれない。
私が思うあのひとという、幻想を、壊したくないのか
はたまた、みみず自身が、その人の中の尊い核のようなものを
見抜いていて、信じているからこそ、
願うような気持ちがあるのかな?などと
諸事情はわからないなりにも、
なんとなく、感じるものもあって、お返事しました。
相変わらず、長いけど内容は軽いので
流して読んでやってね。
ばいなら。(ふ、るっ!!)
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。