ドラッグストアの化粧品売り場のテスターで
まゆげを黙々と描いていたら
ミスチルの「ギフト」の有線がかかり出し、
全部聞きたくなってまゆ毛をゆっくり描いた。
ここんとこ、さりげなく、いろいろなことがあり
微かにヒビが入ったゆで卵の殻に
うたがゆっくり沁みていくのがわかった。
まともな気持ちでそこには立っていられなかった。
いつかの時間、自分が出来なかったこと
したかったこと、間違えていたこと
届けたかったこと、伝えたかったこと、
泣きたかったこと、もし受け止めてくれたらうれしかったこと
いつかの夕暮れ、いつからの夕暮れだったのかは
わからなくなるほどの長い時間、
いつもわたしは、なにかにならなければ
何も届かないのだろう、
なにかになれないのなら、海に沈めてしまえばいいと
やぶれかぶれの障子紙のような気持ちを引っさげて
どの夜も、どの夕暮れも
泣きそうな思いで、スクーターをころがしていた。
私は今、どこにいるのだろう。
微かに気づいているのは、
ふたつに折り畳んで、胸の内にそっとしまいこめなかった
無知と強情と誤解。
私は、とても真剣なことに関しては
自分が自分に酔うことを嫌う人間なので
歌が終わって、店を出ても
吐くようなため息を、ぽつぽつ、口から出すくらいしか出来なかった。
涙がたまっていた気がしたが
もし流れていても、つれない顔で放置していたかもしれない。
わたしは、私を許せるのだろうか?
君の打った句読点は、ただ、間違えた場所に
記してしまっただけだよと、
こころから理解出来てる上で、打ち直すことは出来るのだろうか?
終わらない時間のレールの上に乗っけられた
絶望的な気持ちになるとき
運がよければ、わたしの中のお坊さんがそっと口を添える。
メメントモリ、メメントモリ。
我に帰る。
人生は、本当に短い。
謳歌して死にたい。
殺したり殺されたりなんかしなくても、考えなくても
威嚇する人、威圧する人、卑屈な人、
生まれた時点で、全員死ぬの確定だし。
みんな平等。
自分のために生きて、燃え尽きて死ね。
昨日、長い間叶えたかった夢が少しだけ叶って
事実を見たの。
日常の延長(リアル)って、頭に描いていたものほどの
どんでん返し感も無いし、ハレーションも無い。
これが、等倍というものなんでしょうね。
その、叶ったのに、ちょっと冴えないものを持って
これからどこへ行きましょうか。
そんなことを、思うのは、丑三つ時だからかなぁ?
名前のない小瓶
45808通目の宛名のないメール
小瓶主の返事あり
お返事が届いています
ななしさん
(小瓶主)
主)
>3通目さん
13歳の方なのか?
13歳年下の方なのか??
わからんが
どうもお返事ありがとうね
こりゃ、いつごろ流した小瓶なのだろう?!
書いた覚えもあるし、こういう夜も過ごしたなあ
きつい時期だった。
HANABI、わたしも好きですよ
ありがとう
名前のない小瓶
ミスチルのHANABIもぜひ聴いてみてください
「どれくらいの値打ちがあるだろう
僕が今生きてるこの世界」
この歌詞何度聞いても心に沁みるんです
私も、あなたも、「誰も皆 問題を抱えている」んです
お互い自分のペースで焦らずに頑張りましょう
13歳の(おそらく)年下から偉そうなことを、、、
すみません
まりちゃん
(小瓶主)
【小瓶主さんからお返事きたよ】
こびんぬし)
しまった!
ミスチルは「ギフト」じゃない、
「しるし」だった!
あたし、こっちの歌だから「こそ」反応したんです!!
冬さん、お返事、まだ書けない。
まだ、カオス。
タイムラグになりますが、
いつか、書きます。
冬
すごく沁みました。
<自分のために生きて、燃え尽きて死ね。
これに尽きます。
そして同時にのうのうとしていても、それでいいなら、それもよしとも思います。
のうのうと生きたいやつはそのように生きればいい。
そういう生き方を卑下しているわけではありません。そのようにしかならないならそれでもいいと思う。
そして私も多分主さんもそうは生きられない。そんな気分。
なにものにならなくてもいいという命題がひとつあって、それに対して、なにものかになるという命題の間で、今日も私は宛てメを訪問しています。主さんのような小瓶を拾える嬉しさを感じながら。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。