誰かのうたが言ったように
生きている限り
【 平等に、残酷に】朝も夜もきてしまう
止まない雨も、明けない朝も無い、なんて
綺麗事は嫌いだった
これからまた 悪夢の中に落ちて
昼になれば見たくもない職場に運ばれる
私はこの歪んだ家の操り人形
病んで、ずいぶん甘えた考えをしてるのは
震えそうなくらいには理解してるつもり、だった
視線が怖くて 仕事から外されることが
酷く惨めで名前を呼ばれるだけで恐ろしくて
もう前を向くのも立ち上がるのもしたくないから
雁字搦めの繰り糸を絶って
振り返らず後ろに身を任せるだけ
それだけが 今の私に残された自由