夢の話って前にも書いたかなぁ?
書いた気がするー、でも書くー。
夢ってさ、結局証明なんて出来るのかって話だけど、色んな出来事を寝ている間に頭の中を整理してる時に見るものであって、本来、記憶としては残らない物って言われてるよね。
じゃあ、皆が記憶に残してる夢ってなんなのさってなると、私曰くはある種の妄想なんだよね。
それで、まぁ、今から話すのは後者の夢(妄想)なんだけど、A子が短期間の内に幾度と夢に出てきたのも話したよね。
それからも何度か夢に出てきたんだけど、そりゃあもう、可愛くて可愛くて…。
じゃなくて。
最後に見た夢がさ、A子が事件だか事故だかで頭を怪我したみたいで入院しててさ、「もうお店には行けない」「お客とホステスの関係ではいられない」って言った手前、素直にお見舞いにも行けなくて。
病室の前に行ったらスナックのママとか他のホステスが何か話してて、俺はといえば病室の外から顔だけチラッと覗くことしか出来なかったんだよ。
そしたら、夢特有の変な状況になってたんだけど、A子と俺の職場の関係者2人が楽しそうに話してんの。
途中で『これは夢だ』って気付いたんだけど、この時点ではその事になんの違和感もなくて、強いて違和感があったとしたらA子の頭。
『カツラ…だな…しかもズレてる…』
ママさんに聞いたら、どうやら手術するために髪の毛を全部剃ったらしい。
(なんでそんな設定だったのか未だに分からない)
『マジかよ…』って、酷い目にあったんだなって意味で思ったときにA子がこっちに気付いてさ、A子がニコって笑って軽く手を振るんだよ。
グサッと突き刺さるよね、色んな意味で。
こんな俺にってのもあるし、酷い目にあったのに無理して笑ってるのかなってのもあるし。
手を振られてさ、そんなこと思うと同時に隠れちゃったんだよね、ヤッパリ気まずいからさ。
あ、改めて言いますが夢(妄想)の話ですからね。
とりあえずママさんに帰ることを伝えてその場を離れてさ、階段を2階分位降りて行ってたらさ、上の方から「俺ちゃん!」って声が聞こえたんだ。
見上げてみたらA子が上半身を乗り出すような勢いで見下ろしててさ、「危ないよ!」って言ったらさ、「来てくれてありがとう!」って言いながら大きく手を振るんだよ。
「本当に嬉しい!」って。
なんか、物凄くグッとくるものがあってさ、『あぁ…、一緒にいたい…、支えになりたい…、頼りにならないかもしれないけど、側にいたい…』、そう思った瞬間、今までの夢で経験したことがないことが起きたんだ。
急に病室の前に着いた時点まで時間が巻き戻ってさ、そこでようやく夢って気付いたんだ。
やっぱりママさんとホステスが話してて、顔を覗かせたら俺の職場の人とA子が楽しそうに話してる。
A子がこっちに気付いて手を振ったとき、俺は隠れないで手を振り替えした。
A子がおいでおいでって手招きして、俺が病室に入ると逆に職場の人が部屋から出ていった。
病室の扉が閉まって、病室の中は俺とA子の二人きり。
A子がベッドの自分の隣をトントンと軽くたたいて俺がそこに座る。
「怪我…大丈夫…?」
「うん、ビックリしたけど大丈夫だよ」
何故帽子とかではなくカツラだったのか、何故ズレていたのかはやっぱり謎だけど、俺が軽くカツラを外して怪我をしているところを触れるか触れないかの位置を指でなぞりながら、「痛くない?」って、「うん、今は痛くないよ」って。
「無事で本当に良かった…」
軽く抱き寄せながら呟くように言うと、俺の耳元で、さっきまでの声色とは違う、微かに泣きそうな声で「怖かった…」って言ったんだ。
その辺りかなぁ、狙ったかのようにアラームが鳴り始めました。
夢で良かった。
けど、その最後に見た夢のせいで、A子の存在が俺にとってどれ程の物だったのかを改めて感じてしまったんだ。
長々と、よりにもよって夢の話を書いてしまいましたが宛てメ的に問題なかったかな…?
言ってどうなる訳でもないけど、こういう夢を見たって誰かに言いたかった。
繰り返しになりますが、これは恐らく無意識な妄想なんだと思うんですよね。
今、自分が気にしていることが夢という形で現れる。
それは形を変えて、まるで別の出来事として出てくることも多々あるとは思いますが、A子に関してはそのままの形で夢として現れた。
そしてどれも、姿形がA子なだけでまるで別人ということもなく、勿論理想も多少入ってますが、私の知るA子そのままだった。
あぁ、今まで色々と暴走しまくってしまったけど、フラれてしまったけど、やっぱり俺はA子が大好きです。