※不快に思われる表現があるかもしれません。
ダメダメながらも必死で頑張る主人公を、滑稽だと嘲笑う仲間達。
職場で、やってもいないミスを虐めの主犯格から擦り付けられ、誤解を解けぬまま罵られてクビになる登場人物。
ドラマやアニメを見ていて、こういうシーンになると。
(クビになったこととかを)経験したこともないのに何故かどうにも泣きたくなって、どうしようもなく居たたまれなくなって、虐めた側に対して怒りがこみ上げて、テレビの電源を切ってしまう。親が見ている場合はトイレに避難する。
そして、SNSでドラマの状況を文字で確認して、そのシーンが終わったら視聴を再開。
中学の頃から、いや、小学生の頃からかな。この症状に悩まされているんだ。
自分が殴られた事があるから、笑われた事があるから、居たたまれなくなるのなら理由はわかるんだ。でも、経験したことがないことでも、辛くなるんだ。
なんでなんだろう。自分でも理由がわからないんだ。
グロいけど痛快な映画は平気。グロくなくてもイジメ要素の強い映画は無理。
中々にしんどい特性だから、なんとか対処法を探して、身に付けた。
それは、「虐める側に意図的に感情移入すること」「可虐行為を楽しいと思えるようにすりこと」だ。
これを行うことで、それまで辛くなって見れなくなっていたドラマが見られるようになった。
ビクビクして見れなかったドラマのDVシーンも安心して見られるようになった。
だけど、最近思うんだ。
これでよかったのかなって。
自分のなかで完結してるから、問題としては露呈しにくいし、間違いではないと思いたいけど。
「人ってこうやって"強く"なっていくのかな」と思うと悲しくなった。そんな話でした。