私は過去に2度本気で首を吊った。
まだ20歳。
1回目は高校生の頃だった。
高校にも通えなくて家族とも上手く行かなくて、腕にたくさん傷をつけていた。
もう全てが嫌になって、死んでやろうと思った。
結局、紐が千切れて2週間ほど消えない赤い跡が残っただけだった。
2回目は19歳の頃。
精神科の病棟内で首を吊った。
今度は意識も飛んで過去の描写が物凄い速さで頭の中を巡っていった。
そしてふと「あれ、なんかおかしい」と我に返った。そして失敗した。
首には半年以上経った今でも痕は残っていて、
またいつかしてしまうんだろうな、と。
なにかあればすぐに首を吊ろうかななんて考える。
いつだって死は傍にある。
高校生の頃、じいちゃんが亡くなった時「悲しい」なんて思いは無かった。
「死ぬとはどんな感覚なんだろう」
「どんな気持ちで亡くなったんだろう」
「死の果てには何があるのだろう」
こんなことばかり考えていた。
死 が不思議で仕方がない。
私の中では一種のあこがれ。
不謹慎な人間だ。