20歳だけど、ベテランのバンドが好きで、若いバンドはつい避けてしまう。その理由の一つが、なんとなくわかってきた。
もちろん音楽的な好みもあるけど、結局、若い人には嫉妬しちゃうんだよなー。同学年でプロのアーティストとしてデビューする、本当に才能ある人たちは、もうレコード会社とかから目をつけられている頃だろう。それにそういう人たちは、だいたい中高生くらいからプロになるつもりでやっているんだ。それにバンドでデビューするということは、一緒に音楽の世界に行ってくれる仲間がいるってことで、それも羨ましい。ぼんやり生きてきてしまった自分との差を見せつけられそうだから、若い人の音楽はつい避けてしまう。
もちろん、ベテランが羨ましくないわけではない。でもベテランの音楽には、才能や努力以上に、それまで重ねた年月や作り上げてきた雰囲気が上乗せされている。たとえば、スピッツやGLAY。デビュー以来メンバーチェンジや活動休止が一度もない人たちだ。彼らのメンバー同士の距離感とか、べったりではないけど仲の良いところとか見ていると、音楽もよりすっと聴ける。
先の2組とは真逆な歴史の人たちもいい。X JAPANやチャゲアスは、波乱万丈だ。それでも彼らの音楽を、まだまだこれからも聴きたいなと思う。X JAPANが戻ってきてよかったし、チャゲアスにもそうなってほしいと心から思う。
いずれにしろ、そのアーティストに長い歴史があると、嫉妬の域は離れる。才能と違って、歴史はベテランでないと手に入らない価値だから、歴史を色濃く感じるほど、才能やら努力やらへの嫉妬は誤魔化せてしまう。だからついつい、ベテランの音楽ばかり聴いちゃうんだな。それでも、彼らの若い頃の映像を見ると、チクリとくるものがあるけどね。
仲間が欲しいだけなのか、自分も本当は音楽を仕事にしたいのか、単に就活したくないだけなのか、わからなくなってきた。支離滅裂な長文ごめんなさい。