48789小瓶で流したスリザーリンクの問題の解答です。
青い線が引かれている部分が解答で、ピンクの×印は問題を解くための手がかりを得るためのものなので、×印を使うかどうかは任意となっております。
解答を元に簡単な解説をさせていただこうと思うのですが、その前にスリザーリンクのルールのおさらいをしてみましょう。
1.等間隔に碁盤の目状に配置された点(格子点)の間を線分でつなぎ、盤面全体に一つの閉じた輪(単一閉曲線)を作る。線分は水平または垂直に引く。斜めに引いてはならない。
2.格子点の間に書かれた数字は、その数字の周囲の4つの格子点の間にいくつの線分が引かれるかを示す。数字が0の場合は周囲に線分を引くことはできない。数字の無い所は周囲にいくつの線分が引かれるかは分からない。
3.輪は、途中で分岐したり、交差したりしてはいけない。すなわち、一つの点から出る線分の数は0か2でなければならない。
4.輪は、途中で途切れてはいけない。すなわち、閉じていなければならない。
5.輪が二つ以上の輪に分かれてはいけない。
一見、複雑に思えるようなルールですが解答と見比べることで、スリザーリンクとはこのようなものであるということをご理解いただけるのではないかと思います。
では、解き方についてご説明させていただきます。
解き方は至ってシンプルです。
『確実に線が引けるところを探して線を引く』
ただそれだけです。
線が引ける箇所は数字のみをヒントに見つけられることもありますし、線が引けない箇所に×印をつけることでそれがヒントになることもあります。
×印をつけられる箇所で一番わかりやすいのは「0」の周りです。
「0」の周りには一本も線を引けないので「0」の周りには確実に×印がつけられます。
ルールに基づいて線が引けない箇所に×印をつけておく。
そうすることで問題の難易度がグンと下がったりします。
×印をつける上で重要なルールは2番目と3番目のルールで、中でも重要なのは3番目のルールです。
『一つの点から出る線分の数は0か2でなければならない』
つまり一つの点から1本でも線が出たら、その点からもう1本、線が延びる方向を探さなければならないということです。
そして一つの点から線が2本でているのなら、その点からはそれ以上線が出ないので、その2本以外の方向には線が引けない、つまり×印をつけられる、ということになります。
こうして×印をつけていくと、ここに線を引くと線が行き止まりになってしまうという箇所もでてきたりします。
全ての線は途切れることなく一つの輪として繋がるので、線が行き止まりになってしまう箇所があるなら、そこも線が引けないので×印をつけられます。
このように数字と×印をヒントにしていけば問題の上半分は簡単に解けると思います。
下半分はかなりマニア向けになっていて、下から2段目の真ん中辺りにある「3」をどう読み解くかが重要な鍵になっています。
この下から2段目の「3」を読み解くためには、ルールの4番目と5番目が重要になってきます。
問題を解く過程では線が途切れる箇所が何箇所も出てきます。
最終的にはその途切れた線は全て一つの輪として繋がるのですが、線が交差することなく一つの輪として繋がるためには、途切れている箇所が偶数箇所である必要があります。
線が途切れている箇所が奇数箇所の場合は、線を繋げていった際に、線が交差したり、途切れたりすることになるので、そうならないようにする必要があるのです。
これらのことを踏まえれば、この問題に限らず他のスリザーリンクの問題もすいすい解けるようになったりします。
まだスリザーリンクに触れたことがない方も、よろしければぜひ楽しんでみてください。