「△さんって○さんのこと好きだよね」
△がいないところで、○本人にこんな事を言ってはいけないよ、絶対。
どういう意図があって言ったのかは分からないけど。
○が△の好意を知っていたとしても。
知らない、気付いていないのなら尚更。
言った本人は○が気付いている、いないを知る術はないのだから、どう転んでも言うべきではない。
中には言って欲しい人もいるかもしれないけど、△…、つまりは私は決して言って欲しくは無かった。
○、つまりはA子は勿論私の好意を知っているけど。
「俺さんって□さんの事好きだったんですか?」
急にそんなことを聞かれて、何で知っているのかを聞いたらA子から聞いたと言った。
何でそんな話になったのかを聞いたら初めの言葉をA子に話したのが発端。
「でも、俺ちゃんは□ちゃんの事が好きだったよ」
なんかそんなことを言われたらしい。
A子は私が□の事を好きだったのは知ってる。
初めてA子に会って半年程は□の事が好きだったし、その事をA子に話したことがあったから。
正直、私の中で□が本当に好きだったのか、言い方を変えればLOVEだったのかは分からない。
A子に対する【好き】と□に対する《好き》が違いすぎるから。
更に言えばA子とN子に対する【好き】は似ている物がある。
何だか語弊があるかもしれないけど、つまりはこの【好き】はLOVEなんだって言える。
けど、A子はA子で、何故□の話を出したのかは分からないけど、A子の中では『□の事が好きだったんじゃないの?』っていうのがずっと引っかかっていたのかもしれない。
ただ話を逸らそうとしたのかもしれない。
意図は分からない。
でも、いずれにせよ、A子がそんな言葉を口にした事実まで知ることになってしまった。
私は気が気ではない。
「誰が誰を好きなんて、間違っても本人に話すべきではないよ。少なくとも俺の話はすべきではなかった」
と言ったら「え!?そうなんですか!?」って。
「今、俺は気が気でないよ。A子に伝えたことはあるから知ってるのは知ってるけど、そういう問題ではない」
って言ったら「僕も今、気が気でないです。それでどうなったんですか?」
え、それを聞くの?
「まぁ、壁は越えられなかったね。建前だろうけど、結局、行くとこまで行っても客とホステスだよ」
繰り返す。
私は気が気ではない。
私の気持ちは真に受けられていなかったのか、真に受けてはいるけど□の事が引っかかっていたのか、そもそも□の事すらどうでもよくて、私の事もどうでもいいのか。
いや、私の事はどうでも良いのは知ってるけど、ただ、□の事を口に出したことがやけに気に掛かる。
「誰が誰を好き」
これを本人(最初の○)に最悪伝えたとしても、伝えたことを張本人(最初の△)に伝える時は、その後の△との関係が悪化することも考えておいた方が良いと、私は思います。
49080通目の宛名のないメール
お返事が届いています
硫安
(小瓶主)
3通目様。
仰っている事はごもっともです。
自分でも訳分かってません。
グサッときました。
でも、開き直っている訳ではありませんけど、仰っている通りの人なんです、私。
おそらく、まだまだこれからもAは登場すると思います。
それで3通目様が私の小瓶をよまなくなったとしても。
ななしさん
うまく言えないけど、あなたは、好きになることはするけど、その恋心で相手を幸せにしようとはしないのね。
「愛するのも愛されるのも、本当は難しくて大変なこと。それを客は金でてっとり早く愛情を買おうとするから、ホステスは客に本気にならない。心でなく金しか差し出してないのだから、金にしか見てもらえないのは当たり前。素の姿を見せないのも当たり前」
六本木で働く友人の言葉です。
ななしさん
A子は諦めたんじゃなかったの。。。?
貴方そのままじゃ一生幸せになれないよ
もう少し人の話に耳を傾けて
貴方の小瓶、昔から拝見してるけれど、本当あっちに行ったりこっちに行ったりあやふやで曖昧なのね
指摘されても、直そうともしないのね
屁理屈つけてぶうぶう文句言って悩んでる男なんて、魅力感じない
悩むんじゃなくて思考しなさいよ、がんばって
硫安
(小瓶主)
正直、「□の事が好きって言ってたくせに」とか思われてたのかなってのは考えました。
A子からすれば、私の□に対する気持ちがLOVEだろうがLIKEだろうが関係ないですからね。
いずれにせよ《好き》だったのは事実、「好き」と言っていたのは事実。
だがしかし、そんな考えも即座に否定に入る私。
A子の口から□の名前が出たのは驚きだけど、A子からすれば、おそらくそんなことはどうでも良い。
何故なら私自身に興味が無いから。
営業を掛けずとも週に1,2回飲みに来るただの客。
でも、残念ながら私は本気。
A子が働き出す前から通っていたけど、今となってはA子がいなければ行く意味すら感じない。
元々お酒を飲む人では無いし、人と関わるのも好きではない。
カラオケは好きだけど、極端な話、ボックスに行った方がかなり安い。
それでも飲みに行くのはA子がいるから。
私はかなりガチ。
既にいるかもしれないけど、A子に相方が出来たと聞けば私は飲みには行かない。
勿論、いかなる理由があろうと、お店を辞めてもやっぱり行かない。
話が逸れました。
気が気でなかったのは、万が一にでも□の事があったからなのかなって気持ちがあったからなのかもしれませんねぇ。
ななしさん
あなたがその知人にA子さんへの気持ちを直接話していたのか、知人があなたの様子を見ていて「A子さんのこと好きなんだな」と察して本人に自分の想像として雑談で話したのかで、大分話が違ってきますが…まあ確かにお調子者っぽいかな。もしかしたらあなたの好意があまりにダダ漏れで、それでちょっと茶化すネタにしたのかもしれませんね。もっとも相手はホステスさんだから慣れてるだろうし、特別大事には至らないとも思うけど。
A子さんも他の女性の名前を出した辺り、2人して単純に共通の知り合いであるあなたのことを話題にしただけで、あまり深い意味はなさそうに思いました。案外、知人もリップサービスのつもりだったのかもしれないですね。直接誉めると社交辞令と思われることでも、「あの人、あなたを気に入っているよ」「誉めていたよ」って第三者から言われると、信憑性が増したりするので。
あと、□さんについて口に出したことがやけに気にかかるのは、「もしかして、A子は俺が□さんを好きなのを気にしてくれた(=嫉妬してくれた)のかな?」という期待めいたものが、あなた自身の中にあるからじゃないかなーと感じましたよ。あくまで私の感想ですが。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。