私が好きなのは、家族ではなくて家族という形だと言うことに気づいてしまった。
気づいてはいけない事に気づいてしまったのかもしれない。
気づいてはいけないと思って、見て見ぬ振りをしてきたのかもしれない。
そうやって逃げてきた問題から、もう逃げられなくなってしまった。
真正面からぶつかってしまった。
家族を好きな気持ちは、LIKEではなくLOVEなのかもしれない。
だけど家族は、こっちを見てくれない。
「お前さえいなければ」と首をしめられた記憶を忘れられない。
私を育てる価値もないと気づいた母親は、私を育てなくなった。
姉は、昔から私には無関心だった。
小学生のある時、母親が彼氏を毎日連れ込んだ。
毎日、代わる男の人。
その時、1人だけ、私を変な目でみる男がいた。
小学生でも分かるほどの、気持ち悪い顔でこっちを見ていた。
そんな時に聞こえた、「処女だよ、15万で売ってあげる」というセリフと笑い声。
そのままそいつと気持ち良くも痛くもない初めてを経験した。
成長した時、初めて気づいた。あの時私は売られたんだと。
そんなこと、ずっとずっと忘れていた。
言葉の意味がわかるようになった今、記憶ごとまるっと思い出した。
全部納得が行った。
1晩限りでいろんな人と寝た。騙された事もあった。危険日に中出しされた日には死のうかとも思った。変なプレイが好きなヤツには、普通じゃ考えられないこともされた。
どんどん腐っていったけど、止めてくれる人も止められる人も、いなかった。
そろそろ止めないとハマるという所まで落ちた。だから、自分の手で止めようと思った。
だけど私は止まらなかった。リスカもした。首もつった。
何をしても、痛くも痒くもなかった。
「死ぬのは、悪いことなんだろうか。」
そんなことばかり考えていた。
中学校は通わずに、髪も染めて、ピアスも開けて、それなりに自分ひとりで楽しんだ。
若いね可愛いね、なんてオッサン達にちやほやされながら。
こいつらアホだな、と私に思われてるとも知らずに、蜜にたかる昆虫みたいに、私の体に集った。
体と一緒に心も汚されてる事に、気づかなかった。
オッサン達も、学校の教師も、何も変わらなかった。
私の体に出来たあざや傷、根性焼きの跡とかリスカの傷とか、都合の悪そうなことは見て見ぬ振り。
一言だけ、大丈夫?と、心配するふりだけして、結局は私の体。性欲処理が目当て。教師も大して変わらなかった。違いは、ヤるかヤらないかだけ。傷を見たら、露骨に嫌な顔をする。大人達はそうやって、自分たちに都合の悪い事や、面倒なことは知らないふりをした。
だから、大人なんて大嫌いだ。
だけど、私ももう、大人になってしまう。
大人になんてなりたくない。
子供への愛ってなんなんだろう。
私の親は、私に対しての愛はあるのだろうか。
15万で売られた。だいぶ昔に父親にも、性欲処理を目的に、旅行という名で月1でホテルへ連れていかれてた。
機嫌が悪ければ、死ね死ねと物を投げられ、好きなだけ蹴られ殴られ、消えろと言われる。
ご飯はカップラーメンだけ。中学からは自分で稼いで食えと、何も与えられなかった。
そんな私は、親に愛されていたのだろうか。
捨てられていないのだから、何だかんだ愛されている。
どんな贅沢を、私は望んでしまっているのだろう。
それでも、寂しくて、簡単に野獣と寝てしまう私を許してください。
心配されたくて、タバコを吸ってしまう私を許してください。
こんな罰当たりな私を、どうか、どうか、許してください。
こんなに、私を作り出した人たちに、私の周りの人たちに、消えろと言われているのに
私が生きている意味や、これから頑張って生きていく意味は、どこにあるのだろうか。
私には、分からない。
分からないよ。
ななしさん
答えを出さなくてもいいと思います。
私だって生きてる意味も生きていく意味も分からないし、子どもを可愛いと思えない。
主さんは、辛い経験、思いを沢山してこられたと思います。
そして、主さんの言葉を使うならば、汚されなくてよかったはずなのに、汚され、それでしか自分を助ける方法が見つからなかったのではないでしょうか。
だから、どうか自分に罪があると思わないでください。
寂しいという思いは誰にもあります。だから、人を求めずにはいられない、けど男女の愛は特に難しい。
愛のない行為は、ただの暴力です。
一時的に何もかも忘れて満たされるのは、当たり前です。そうゆう体になっているからです。
それだけ、子どもを産むというのは、思っている以上に生物にとって大事なことらしいですね。
主さんの虚無感、察することができますが、その罪に縛られたままでいて欲しくないとも思います。
ご両親に対しても、少なからずは怒りを持っていいと思います。もしかしたらですが、あまり怒りを現したことがないのではないでしょうか。
ストレスは誰もが感じます。それを泣いたり笑ったり怒ったり、思いっきり声を荒げてみたり、人に相談できない時でも自分の感情を思いっきり出してみてください。
両親のこと、今までのことをすっかり忘れようとしても頭の片隅には結局に残ってしまうような気がします。ふるさとは、なかなか忘れられませんから。
ただ、時間がかかっても、変わることはできます。どんな風にこれまで思って生きてきたか、自分を振り返ると、見えてくるものってありますよね。汚染されただけと思わず、逆に成功に導くこともできるばすです。
今は無理だとしたも、いつかは、それまでの色々な思いをご両親に伝えられるといいのかなと思います。
偉そうに、的外れでしたらすみません。
応援しています。